こんにちは。脱マキシマリスト・コピーライターのゆきたかです。
と興味を持っていただいたあなた。
そんなあなたが必要なのは、まず”一冊ミニマリスト本を読むこと”です。
ミニマリストであり続けるためのインプットとして、僕はミニマリスト本を定期的に読むようにしています。
ミニマリストでいるのには技術と継続が必要だと感じているためです。
それは、常にインプット(読書やブログを読む)、アウトプット(自分で試す)こと。
これまで、日本・世界に関わらず、ミニマリストの本を少なくとも20冊以上は読んでいるので、自分の知識定着のためにも、これから読んでみたい人のためにもレビューしていきたいと思います。
Contents
- 1 ミニマリスト本のおすすめマトリクス(随時更新)
- 2 日本人ミニマリスト本の一覧(随時更新)
- 2.1 月10万円で より豊かに暮らす ミニマリスト生活(ミニマリストTakeruさん著)
- 2.2 ぼくたちに、もうモノは必要ない(佐々木典士さん著)
- 2.3 年収90万円で東京ハッピーライフ(大原扁理さん著)
- 2.4 なるべく働きたくない人のためのお金の話(大原扁理さん著)
- 2.5 手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法(しぶさん著)
- 2.6 人生がときめく片づけの魔法(近藤麻理恵さん著)
- 2.7 持たない幸福論(phaさん著)
- 2.8 ラクに、すっきり、自分らしく 大人の小さなひとり暮らし (coyuki著)
- 2.9 少ない物で「家族みんな」がすっきり暮らす(やまぐちせいこさん著)
- 2.10 スマホひとつで暮らしたい(飯島あやかさん著)
- 2.11 脱力系ミニマリスト生活(森秋子さん著)
- 2.12 必要十分生活(たっく著)
- 2.13 人生を変える断捨離(やましたひでこ著)
- 3 海外のミニマリスト本・一覧
- 4 一冊目のおすすめ
ミニマリスト本のおすすめマトリクス(随時更新)
パッと見でわかりやすくするために、ミニマリスト本をマトリクス化して一覧にしてみました。
随時更新していきます。

きちんと読んではいますが、主観なので、気になった1冊を選んでみてください。
日本人ミニマリスト本の一覧(随時更新)
それぞれの本に対して、良いところもイマイチなところもレビューします。
月10万円で より豊かに暮らす ミニマリスト生活(ミニマリストTakeruさん著)
2020年4月発売のこの中では新書。
ミニマリストYouTuberのTakeruさんの1冊。
多分ブロガーではないので、彼の文章を読めるのはここだけです。
理論よりで、ミニマリストの心構えを学べる1冊。
”モノを減らす”にとどまらず、”ミニマリストになってから、さらに自由に生きるには”まで述べられています。
新書なので、レビュー記事にしています。ご興味あれば。
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ぼくたちに、もうモノは必要ない(佐々木典士さん著)
「ミニマリスト 本」で検索すると最初に出てくる本かと思いますが、やはりベストセラーは間違いないです。
第2章から実践テクニックみたいな感じになってますが、理論とか筆者のミニマリストになったきっかけは、僕はとても共感しました。
「てゆうか、モノありすぎじゃね?何やってるんだろう..」という人には、読みものとしてもぴったりの一冊です。
本人の部屋はすっきりしてそうですが、モノを減らしまくることを目的にしていないのでバランスが良いです。
年収90万円で東京ハッピーライフ(大原扁理さん著)
実践というよりは読みもの要素が強いのですが、本人がストイックなので、この本に従っていくとモノの量は相当減りそうです。
年収90万で郊外ですが東京で生きるということは、出費を相当削る必要があるのでモノの量も自然に減っていくことになります。
自分が実現するのはなかなか難しいからか、面白く読めました。
なるべく働きたくない人のためのお金の話(大原扁理さん著)
大原さんの本は「年収90万円で東京ハッピーライフ」と合わせて定期的に読み返します。
(内容的に重複するところもあるので、どちらか1冊だけ読むなら「東京ライフ」の方オススメ)
読み物として単純に好きなんですよね。
こちらの本はより”お金への向き合い方”に特化した内容。
この考え方は、「お金のミニマリズム」としては最強の部類です笑
最後の方、けっこう金スピリチュアルな雰囲気も出てきますが笑
まず、このライフスタイル憧れます。
大原さん1冊目の「20代で隠居: 週休5日の快適生活」も文庫版出たらしいです。
Kindleの方は価格据え置きなので、安くなったら読みたい…
この本は、「物を減らす片付け法」みたいな内容ではありません。
手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法(しぶさん著)
持ちモノの数を結構意識している様子なので、モノを減らすことにウェイトを置いているイメージです。
理論とかよりは、実践メインな内容です。
50の方法も結構ストイックな内容が多いので、実践していくとミニマリスト度の高いミニマリストになれそうです。
人生がときめく片づけの魔法(近藤麻理恵さん著)
ベストセラーだけあって、多くの人が知りたいと思っている片付けの方法が、実践的にかかれています。
自分の思い出話のようなものも散りばめられていますが、片付け実践がメインでかかれているので内容に無駄がないです。
これの通り進めていくと、本当に片付けはうまくいくと思います。
とはいえ、こんまりさんは多分ミニマリストを目指しているわけではないので、ただただモノを減らしていくことは目的にしていないです。
そのため、よりターゲット層の広い本になっていてベストセラーになったのかと思います。
持たない幸福論(phaさん著)
モノを減らすことを目的にしていない本なので、読みものとしていいかと思います。
減らしていくことがモノよりコトに及んでいるので、他の本とは微妙に毛色が違って1冊読んで見るといいかもしれません。
「自分はすぐ疲れてしまう人間だから」という点には、確かに五体満足で健康な人でも体力差があるのは当たり前だよなという気づきがありました。
ラクに、すっきり、自分らしく 大人の小さなひとり暮らし (coyuki著)
シングルワーキングマザーとして娘さんを育て上げたcoyukiさんの本。
娘さんが独り立ちされ、coyukiさんの一人暮らしライフが説明されます。
一人暮らしですが、”家族持ちの主婦”でミニマリストを目指す方にもぴったりの内容!
理論少なめで、実際にcoyukiさんの部屋を彩るモノたちや使い方が、キレイな写真と説明されます。
実際の部屋を写した写真がとにかく美しく、それは”人を呼ぶつもりでレイアウトしている”から。
僕は、理論4:実践6くらいの、著者の考えも見える本が好きです。
しかし、この本はかなり実践よりなのに、言葉の節々にcoyukiさんの魅力が詰まっていて素敵な本だと思います。
モノの数もむしろ多い方なのでストイックすぎず、現実的で共感しやすいかもしれません。
(僕が一人暮らしのときは、この本より少ないモノで暮らしてました)
少ない物で「家族みんな」がすっきり暮らす(やまぐちせいこさん著)
ジョシュアベッカーと同じく、ファミリーミニマリスト。
家族仲が良さそうで、デンマークの仲良し一家?みたいな憧れ家族の印象笑
内容は実践寄りで、彼女の暮らしやインテリア・片付け術などを丸々紹介しています。
やまぐち家の暮らしを通して、具体的なミニマリズム実践法を学べます。
こういう、ひたすら暮らしを紹介する人ってノリで書いてそうですが(偏見ですが)、やまぐちさんは割と論理的で考え方も勉強になります。
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スマホひとつで暮らしたい(飯島あやかさん著)
ものを減らすところから、それに合わせてキャッシュフロー、家事時短など筆者の生活が端的に書かれています。
本人の生活そのままですが、実践的でわかりやすい内容です。
本の長さ的にも、1〜2時間程度で読めそうな程よい感じです。
他人から見たらとても羨ましい夫婦のライフスタイルを送っているので、読者によっては鼻につくかもしれません笑
でも、そこも含めて僕は結構好きでした。
2020年5月現在、Kindle Unlimitedで読めます。30日間無料体験あるので、ぜひ。
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脱力系ミニマリスト生活(森秋子さん著)
東京都在住で夫とお子さんの3人暮らしのミニマリストさん。
題名の通り、ストイックな減らし方をせず、自分の生活の中で無理せず減らせる”仕組みにする”といった考え方。
「クレジットカードを使わないことで出費を減らす」
というのは、自分の考えと反対だったので興味深いです。
他にも、結構トリッキーなアイデアが散りばめられているので読み物として面白いです。
初心者がものを減らす実践を学ぶ1冊目には向かないと思います。
必要十分生活(たっく著)
いいと思いました。
浮世離れしていない現実的なミニマリズムだと思います。
物を極限まで減らすというよりは、あくまで最低限で過ごすという方針。
特に、趣味の物は自分の生活を豊かにするものなので「最低限」だと思うのなら、少ない必要はない、という文言が印象的です。
内容も実践テクなので、ストイックすぎずお片づけしたい人にはいい内容だと思います。
あと、ミニマリスト本でなく片付け本で男性著者は珍しいかもですね。
人生を変える断捨離(やましたひでこ著)
いわゆる「断捨離」という言葉を流行らせた山下さんの著書。
ミニマリズムと断捨離は厳密に言うと違う概念であると山下さんは感じているようですが、物を減らすのは同じ。
「出すこと」「循環」あたりに力点を置いていて、ヨガに端を発するそうです。
観念的な内容も多いです。ただ、二章の「断捨離のメカニズム」あたりは超具体的に捨て方を書いてはいませんが実行していくとかなりいい方法だなと感じました。
「1out1in」や「7・5・1の法則」など単発でいい収納方法の紹介も。
他のミニマリスト本とは、ベースの視点が違うので一冊読んでみると面白いです。
海外のミニマリスト本・一覧
アメリカ人、カナダ人など北米系と北欧系の著者が多い印象です。
ドイツ、オランダなどもミニマリズムのある国と言えます。
より少ない生き方 ものを手放して豊かになる(ジョシュア・ベッカー著)
有名ミニマリストブログ”Becoming Minimalist”を運営しているジョシュア・ベッカー。
この本は、最初の方に読みました。
以降、何回か間を置いて読み直しています。
改めて最近読み直した時に、非常にバランスのいい本だと感じました。
というのも、ジョシュアは4人家族のミニマリストだから。
有名ミニマリスト本の著者は、独身である場合が多く、ときどきストイックすぎる場面もあります。
(僕の場合は、自分も独身なので全然それでいいのですが)
ジョシュアの本は、ただモノを減らすだけでなく、減らしていくことによって”どんな幸せを得られるか”を特に大切にしています。
モノを減らしすぎることに重きを置いていないので、”非常に現実的なミニマリスト本”と言えます。
しかも、服を減らすプロジェクト333など実践的な内容で使えるものが多いです。
ですので、
「ミニマリストに興味はあるけどなんかストイックすぎるのは無理」
という人にちょうどいい一冊です。
minimalism(ジョシュア・フィールズ・ミルバーン著)
ジョシュアとライアン・ニコデマスの二人でユニットを組んで、ミニマリズムを追求しているアメリカの有名ブログを書籍化(ほぼジョシュアが書いている)。
ライフスタイルとしてのミニマリズムを目指しているので、単純にモノを減らすというよりは、コトや時間の消費をいかに考えていくかの方に主題があると思います。
そういう意味では一番バランスのとれたミニマリストの本かもしれません。
文章は、著者がライターになりたかったこともあるためか、普通に読むにはちょっとまどろっこしい感じです笑
アメリカではかなり良書と見られているようですが、それは著者の2人が年収数千万もある成功していた20代の生活(いわゆるアメリカン・ドリーム)を捨てているという背景にあるかもです。
Everything That Remains(ジョシュア・フィールズ・ミルバーン著)
英語版しかないです。(2019/11現在)
ベストセラーの「minimalism」に続き、著者はユニットになっていますが、実質ジョシュアの本です。
日本語版になっている前著も若干まどろっこしいので、英語版のこちらは本当に読むのがしんどいです笑
内容も、よりジョシュアの伝記色が強いので、アメリカン・ドリームからミニマリストになっていく彼そのものに興味のある方は読んでみてもいいかもですが、ミニマリスト本1冊目には向きません。
自分の英語力の低さでニュアンスの理解が追いついていないのかもしれませんが、世捨て人っぽい(ミニマリズムを追求する)自分に酔ってる感じがして個人的にはうーんな箇所も多いです。
減らす技術(レオ・バボータ著)
”行動のミニマリズム”に関する技術が詰まった一冊。
主婦よりは、ビジネスマンやフリーランスなど向けの内容。
ファミリー向けに「ものを減らして、部屋を綺麗にする」といった内容を期待している人には、合いません。
(著者のレオ・バボータが6人の子を持つ大家族という触れ込みなので、そういう内容かと思っていたのですが全然違いました)
「ミニマリズム×習慣化」という他の本とは違った一冊なので、基本の一冊と別に、二冊目にいいかもしれません。
著者のブログが「zen habits(禅習慣)」なので、日本文化の影響も受けているはず!?
ちなみに価格が安かったので、英語版で読みましたが簡単な英語で書かれているので、英語の勉強にもGOODです笑
You Can Buy Happiness(Tammy Strobel著)
原書の方が安かったので、原書で読みました。和名:スマートサイジング
夫と二人暮らしなので、結婚していて現状子供がいない人がターゲットになるかと思います。
アメリカ人なので、住む場所をどんどん変えていくことにあまり躊躇がない感じが気持ち良いです。
ポートランドは環境先進都市みたいなので興味深いです。
モノの減らし方は結構極端で、夫と二人でめちゃくちゃコンパクトな自作の家?に住もうとしているくらいなので、大半の人には理論的には良くても、実践的ではないかもです。
The Year of Less(Cait Flanders著)
日本語版がないみたいなので、英語で読める方は是非。
Kindleで読んでいるとWord Wiseという難しい単語には訳をつけてくれる機能があるので、読みやすいです(僕もこれがないと読めない)。
グレてる10代を送った著者が、ミニマルに変化していく1年間を記録したエッセイです。
英語で読んでるからなのか、病み気味な自分語りが続くのを読むのは結構きついです笑。
ただ、ミニマリストになりたいと思ったきっかけが単純に「節約したい」から行動を起こしているので、その点では参考になる点も多いかもしれません。
一冊目のおすすめ
とりあえず、片付けしてモノを減らしたい人
人生がときめく片づけの魔法(近藤麻理恵さん著)がオススメです。
余計な理論や、エッセイ的要素が少なめで、とりあえず実践的に片付けしましょうと言う構成。
そのため、手っ取り早く片付けしたい人には、この一冊です。
ベストセラーなので、僕が言うまでもなく最初に手を出す本かと思いますが笑、やはり間違いないです。
本格的にミニマリストを目指していきたい人
全ての層に
ぼくたちに、もうモノは必要ない(佐々木典士さん著)がオススメです。
概念理解と実践のバランスがちょうどいいので、一冊目にはこれです。
特に家族と住んでいる方や主婦の方に
ミニマリスト本は、モノをかなり減らしてストイックにしてるものが多いです。
ただ、それは、独り身だからできること。
そこで、家族持ちや主婦の方にオススメは、大人の小さなひとり暮らし(coyukiさん著)。
部屋は、かなりスッキリしてますが家事のことを考えて最低限を追求しています。
だからこそ、現実的で実現しやすいミニマリスト像だと思います。
ミニマリズムは学びたいけど、モノはそんなに減らさなくていい人に
ジョシュア・ベッカーのより少ない生き方がオススメです。
ミニマリズムのコンセプト説明あり、結構使える実践法あり。
そして、4人家族ミニマリストで、モノを減らすことに固執していません。
そのため、導入としては一番入りやすい一冊かもしれません。
まずは、気に入った一冊を読み倒しましょう。(何回も読む)
本格的に目指すなら、もう何冊か読んでいってもいいと思います。
今後も随時更新していければと思いますので、よろしくおねがいいたします。
お読みいただきありがとうございます。
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