時々こんなこと言う親が、いますね。
理由としては、ただ行儀が悪いから、とか深いワケもなくそう言っていると思います。
でも、この言葉にはミニマリズムが潜んでいるんじゃないかと最近思いまして。
こんにちは。ミニマリスト・コピーライターのゆきたかです。
僕は、「物理的なものを買わない」ことにかけてはストイックなので、自分を結構ミニマリストだと思っていました。
ただ、最近アメリカ人ミニマリスト、レオ・バボータの減らす技術という本を読んで気づきました。
と。
一つの出来事に集中するミニマリズム
レオ・バボータの本には、ご飯を食べるときの項目に
Eat slowly. Savor the food. Don’t cram it down. Eating slowly will help you not to get overfull, and will help you enjoy your food more.
(食べ物を味わいながらゆっくり食べること。急いで食べるのはやめよう。ゆっくり食べることで、満服中枢が刺激されるし、食べることをもっと楽しめるようになる)
Babauta, Leo. The Power of Less: The Fine Art of Limiting Yourself to the Essential…in Business and in Life . Hachette Books. Kindle 版.
とありまして。
このyou enjoy your food more(食べることをもっと楽しめるようになるよ)を読んで思い出しました。
と。
え、聖徳太子?
ご飯とテレビくらいはギリ同居できても、PCとラジオまでは不可能です。
何も頭に入ってません。
逆にすごいな、自分笑と思いました。
確かに、この4つのことを同時にしても、ものは増えないし、何も買ってないし、1円も使ってない。
でも、僕の行動は全くミニマルではなかった。
みなさんでいうと、SNS見てしまうみたいなのがここかと思います。
僕の場合なぜか
- スマホは1日5分も触らない
- Twitterは1日1回まとめて見て、投稿は稀にする
- Facebook経由で連絡してくる人がいるので、面倒だけど週1くらいでちょっと確認
というスマホ・SNS周りがもともとミニマルだったので気づいていませんでした。
その代わり、テレビ・PC、特にPCに触れている時間は異常に多かったことに。
(特にプライベートで)
PC上だけで、ブログ書きながら、電子書籍も開いてて、ネットサーフィンしつつ、ツールを使いながら、スタサプで英語勉強しながら…、みたいなことを同時にやっていました。
これマルチタスカーということではなく、PCは一台だから、あっちこっち気が散っているだけです。
でもね、言い訳させてください。
前は、そこに+テレビがついていたのを最近はPC一つに集中してはいるのです笑
(上のように飯食いながら〜というのは、土曜日の朝のひどかった時の一例です)
行動のミニマリズム、見直すときかもしれません。
禅寺で修行をしてみたい
いきなり0にするのは難しい。
だから、“なにもしない時間”というのをつくってみようと思いました。
それが“坐禅”の時間です。
上に書いたレオ・バボータのミニマルブログの名前が“zen habits”(禅習慣)。
つまり、行動のミニマリズムと“禅”はつながりも深い。
いま3ヶ月だけ契約しているKindle Unlimitedで禅の本を読んでいます。
坐禅に対する心構えのようなものが書かれています。
難しいことはわかりませんが、こんな風に書いていました。
坐禅するときに、いろいろな考えが浮かんでしまう。
しかし、ただひたすら坐禅することで、雑念は消えていく。
??????
まあ、とにかくやってみよう。
これは私オリジナルの方法です。
なるべく気が散らないように、ろうそくの火を見つめます。
- 部屋を暗くして、ろうそくをつける
- ろうそくから1mほど離れた正面で坐禅を組む
- 火を眺めながら、なにもしない
15〜30分ほど。足がしびれます。
でも、案外続けていると足が痛く無くなる。
いい感じ。
うん…。でも、これ、正しいやり方?
なんか寺とかでちゃんと教えてもらった方がいいかも。
実は、調べると地元の寺で“坐禅会”なるものをやっていると判明。
(結構たくさんの寺でやっているみたいですよ。)
修行なんていうと大げさですが、月1くらいでやっているようです。
今は、コロナで再開未定ですが、一度参加してみようと思います。
洗濯機と冷蔵庫のミニマリズム
話変わりますが、冷蔵庫と洗濯機を減らすというストイック目なミニマリズムも人気です。
あれだけ大きいものですから、ものが減った気分は大きいです。
でも、もともと振り返ってみると冷蔵庫と洗濯機って、
“時間を売る家電”だったことを思い出しました。
洗濯板で地道に洗い、食物が腐らないよう毎日買い物に出かけていた頃に比べ、家事は時短されているはずです。
ですが、洗濯機と冷蔵庫がなかった時代と比べると、今の主婦/夫は楽なのでしょうか?
さらに昔、農業も家事もしていた主婦と比べると、数十年前の主婦は楽なのでしょうか?
戦国時代には、“休日”という概念さえなかったといいます。
(今だって、主婦には休みなんかねえとよく母が言っているので、なんかすみませんですが)
と、あまり時代を比べても仕方ないとわかりました。
どうやら違いは、
昔:情報も少なく、決まり切った雑事で1日が潰れていた。
今:ある程度時間に余裕ができた。しかし、大量情報社会に時間の使い方を試されている。
つまり、今の方が裁量ある分、自分で時間をコントロールしなきゃいけないようですね。
昔は昔で、そこに時間がかかる分フォーカスされ、行動はミニマルだったとも言えます。
冷蔵庫、洗濯機というものを減らすことにフォーカスするのか。
それらを所持して、ものは増えるけど時間をミニマルにするのか。
洗濯機を減らして、コインランドリーの近くに住んで、ものも行動も割とミニマルにするのか。(でも、コインランドリー代かかりますね)
こう考えると、何もかもミニマルにするのって不可能ですね。
ミニマルにするものが何か、優先順位も決めなきゃいけないようです。
深い。ディープ。
僕は独り身だし、ものを減らす事にフォーカスしやすいため、行動は二の次でミニマルを目指していきたいと思いました。
まずは、坐禅みたいな時間を定期的に設けてみたいと思います。
ちなみに、うちの親はテレビ大好きなので「ゴハン食べるときテレビ消しなさい」とは言いません。
どうでもいいけど。
お読みいただきありがとうございます。
↓ブログランキング、クリックで応援いただけますと、たいへん励みになります!
↓他の記事も是非!