お金とミニマリスト

クレジットカードでなく現金で買う節約理論が効果的でない場合

こんにちは。人生投資型ミニマリストのゆきたかです。

「クレジットカードを使わない」節約法がよくありますが、私には節約にならず手間が増えるのでやりません。


「クレジットカードだと使いすぎるから現金」という命題がよくあるが、クレカの方が得に決まっている

当たり前のことを改めて言います。

  • 現金はポイント還元がゼロ
  • クレカはポイント還元がある(私のカードの場合、うまく利用して1.5%程度)

買物の量が同じなら、クレカの方が得に決まっています。

しかも、銀行で現金をおろす「時間給」を考えると、さらにクレカの方がお得です。

(この働いている以外の時間をお金に換算する考え方は、「別に24時間働いているわけじゃないのだから…」と私は好きではないのですが、あえて言うと)

でも、これだけ有名な方法だから、もちろん効果的な場合もあるわけです。

現金節約法が有効なのは誰だ?

そして現金節約法が有効なのは、節約やミニマリズムの初心者だと思われます。

全ての支出に詳細に家計簿をつけている私には当てはまりません。

とても買い物のすくない3月だったこんにちは。人生投資型ミニマリストのゆきたかです。 今月も節約頑張ってます。先月の出費はこんな感じ https://adcr...

現金節約法は「クレジットカードを持っていると使ってしまうから」がポイントです。

買い物には2レベルあって、有形物の買物と無形物の買物です

レベル1:最低限以上の物を買わなくなる(ミニマリスト)

レベル2:無形の買い物を含めて支出自体を最低限に抑える

レベル1:有形物の買い物

レベル1の有形物の買い物を減らしたければ、まずミニマリズムでマインドを変えることです。

  1. 物が多い、物を買っちゃう。→まず、物を減らす
  2. 物の少ないライフスタイルの魅力を感じる
  3. 物を最低限以上に買わなくなる

言うは易いのですが、1→3のマインドに持っていくのは簡単でないし時間もかかるし、その間に買い物もたくさんしてしまう。

だから、その間に現金払いのみにして、一時的に買い物を減らしていくと効果的というのが「現金節約法」。

“買い物するのが習慣”という人にとって、クレジットカードを持っていると現金以上に意識せず使い続けてしまうという理屈です。

まあ3までたどり着いたら、クレジットカードで大丈夫なはず。ポイント還元ももらいましょう。

「現金だから物買わない」のではなくて、「物増やしたくないから、物買わない」と言う方が本質的だと思います。


レベル2:無形物の買い物

続いて無形物のレベル2です。例えば下記のようなもの。

  • 外食費
  • 交通費
  • 交際費

これを抑えるかどうかって、現金とかクレジットカードとか関係ないですね。

むしろ、どうせ同じことするならしつこいですがクレカの方が得です。

では、クレジットカードだから買い物しちゃう無形物のケースは「クレジット決済じゃないとできない買い物」です。

例えば、

  • 電子書籍
  • ジムの月会費(振込もできるだろうけど)
  • 動画配信サブスク

とかでしょうか。

2個目3個目のような支払いに共通するのは「月会費制(固定費)」ということ。

節約の基本ですが「固定費を削れ」です。

一度、削ってしまえば今月以降ずっと支払いがなくなるので、数年後大きな節約になります。

これらの出費が“なんとなく出費”なら、「ミニマリズムマインド」を持つことで無駄に使うことはないでしょう。

それ以外の、「自分の生活を上げてくれるようなこと」にどれくらいお金を使うかが問題です。

例えば、いまあなたがお金使っていい趣味を3つ絞ってあげてみたとして、それが「映画、筋トレ、読書」だとしたら、先ほどの

  • 電子書籍
  • ジムの月会費(振込もできるだろうけど)
  • 動画配信サブスク

は無駄な出費なのでしょうか?

むしろそれ以外の現金で買えちゃう「物(服でもなんでも)、交際費、交通費、外食費とか」を抑えていく方がよさそうに見えます。

人間が1日24時間なのはみんな同じなので、その時々の趣味が3つくらいだと時間の配分としていいのではないかと個人的には考えます。

この節約論は、満足度も落ちないし、ミニマリズムの実践でもありなかなか有効だと思うのです。

結局クレカかどうかは関係ない部分です。

ちなみに、現金の方が細かいことにお金を使う機会が増える説

ちなみにキャッシュレス擁護派の私からすると、反対に現金の方が細かい決済が増えるように思います。

普段財布はカバンに入れていて出さないですし、財布に現金もほぼ入っていない(今見たら31円入っていた笑)ため、現金で買い物をしません。

だから自販機とか現金決済しかできないような買い物は、人と一緒の時も「私は現金ないので買い(え)ません」と自分だけ買わないみたいなことも多いです(最近の自販機はキャッシュレスも多いですが、街中の自販機はそうでもない)。

細かい買い物も積み重なればバカになりません。

現金節約理論はいいのか?まとめ

結局、節制できる人はクレカでも節制できるだろうし、節制できない人はクレカだろうが現金だろうが節制できないという当たり前のオチにはなります。

(現金だから買わなくなったというのは、本質的な節制ではない)

だったら常にポイント1%はついているクレジットの方がお得でしょう。

お金を使わない人間だとしても年50〜100万は使うので、単純計算で年5,000〜10,000円変わります。

毎年になってくるとこの差は大きくなります。

現金かキャッシュレスかの外部要因ではなく単純に“買わない習慣”を身に付けるのが本質的です。

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