【ヤフーニュース・トピックス】おもしろいタイトルが出てくる確率を検証してみた

Yukitaka

Yahoo!ニュースって、ニュースなのにくだらない記事が多くね？

と感じているのは私だけではないと思います。

その中でも、ニューストップのタイトルは13文字でくだらなさを表現しきってしまう素晴らしいタイトルです。

例えば、ある日のトップニュースのトピックス見てみましょう。

藤原竜也カイジものまね黙認

まあ、しょうもないですよね。

しょうもないタイトルのファンとして、これまで10年近くに渡ってタイトルを集めてきました。

↓まとめた記事はこちらです。

13文字の芸術、しょうもないヤフーニューストップのタイトル選こんにちは。広告代理店（広告会社）でコピーライターとCMプランナーをしているYukitakaです。僕は、しょうもないヤフーニュー...

【2019年度版】おもしろいYahoo!ニューストップタイトル選こんにちは。三流かつC級未満コピーライターのYukitakaです。前回記事で、僕がこれまで数年にわたり集めてきた、しょうもなくて...

Yahoo!ニュースタイトルは、どのようにつけられているのか、そしてどのくらいの確率でおもしろいタイトルが出てくるのかを、好きすぎて検証してみました。

Contents

1 ヤフーニュース・トピックスのタイトルは誰が決めてるの？
- 1.1 Yahoo! JAPANにトピックス専門の部署がある
2 実際に2日間のトップニュースのタイトルを集めてみた
3 おもしろいタイトルを仕分けする
4 参考資料

ヤフーニュース・トピックスのタイトルは誰が決めてるの？

まずは、Yahoo!ニュースのおもしろタイトルファン（僕以外にもいると信じて）にとって、バイブルであるヤフー・トピックスの作り方 (光文社新書)にタイトルがどのようにつけられているのか書かれてますので、簡単にまとめます。

ヤフータイトルのファンにはバイブルなはずなのですが、どうやら増刷されておらず中古でしか売っていません。不思議です。

あれ、もしかして、面白タイトルファンってそんなにいない？？

Yahoo! JAPANにトピックス専門の部署がある

ヤフートピックスのタイトルをつけている人は、記事を書いた記者でもコピーライターでもなく、Yahoo! JAPANの中にある「トピックス編集部」という部署のYahoo! JAPANの社員さんです。

ヤフー・トピックスの作り方が2010/4第１刷発行の本ですが、2017年の「1日4000本の記事と向き合う「Yahoo!ニューストピックス編集部」のすべて」という記事にも同じくトピックス編集部の話があるので、現在も存在しているはずの部署です。

部署メンバー約25名の構成としては、本によると元記者をしていたメンバーが多いようですが彼ら自身は記事を書かず、誰かが書いた記事をピックアップしてタイトルをつけてトップニュースにあげることが業務内容だそうです。

13文字のタイトルの練り方・考える方法については、「ヤフートピックスの作り方」２章13文字の作り方に詳しく書かれていますので、興味ある方は読んでみてください。

では、実際に自分が丸２日トップニュースに上がる記事を観察して、どれくらいの頻度でおもしろいタイトルが上がるのか検証してみた結果をご覧ください。

実際に2日間のトップニュースのタイトルを集めてみた

今回は2019年12月7日（土）と8日（日）にYahoo!ニューストピックスのトップニュースにピックアップされたタイトルを収集しました。

結果として、僕の見過ごしもあるかもしれませんが、7日が64本、8日が60本のタイトル（ニュース）がピックアップされていました。

「ヤフートピックスの作り方」によると、1日にトップニュースにピックアップされるニュース本数は約60本とのことですので、二日間とも平均的な本数だったとわかります。

基本は週末をすべて使って全タイトル収集しておりますので、読者のあなたは薄々「あれ、こいつ暇じゃね？」とお気づきと思いますが、この記事を読んでいるということは、あなたも私の仲間と信じたいです。

記事ジャンルとしては、国内・国際・経済・エンタメ・スポーツ・IT・科学・地域の８つのジャンルがありますが、ITと科学は１つのタブでまとめられているため1つで考え全7ジャンルで仕分けしました。

全記事がこちらです。（特に読まずに次項に進んでいただいて大丈夫です。）

12月７日（土曜日）総数64本

経済

・横浜にロープウエー着工へ

・三菱電の社員自殺上司を立件

・急なドカ雪車はどう備える

・国産ジェット米市場の難敵

・夜飲み客減業績悪化の日高屋

・氷河期採用年齢制限を容認へ

・コンビニ男女別トイレ要請へ

・快進撃アイリス裏におじさん

・高級ホテル50新設へ国が支援

エンタメ

・年末ガキ使新しい地図が出演

・ノンスタ石田番組で亮の後任

・コナン1巻も毎年重版の謎

・朝ドラの八郎役どんな人?

・芸能界結婚ラッシュは続く?

・IZ*ONEの存続ファンが左右?

・堀田茜菅田との熱愛再び否定

・浜村淳トークで暴走主役奪う

スポーツ

・羽生結弦 4回転半に連続挑戦

・G菅野日ハム大田の夢を一蹴

・紀平SP6位ジャンプ後に転倒

・紀平SP屈辱の最下位当たり前

・ボクシング名門協栄ジム休止

・協栄ジム運営側は存続主張

・J1横浜F・マリノスが優勝

・J1湘南が16位プレーオフ行き

・JFLクラブ観客水増しを謝罪

・横浜V 天国の松田さんへ報告

・速報GPファイナル男子FS

・責任感じていた MF喜田感涙

・GPファイナル羽生Vならず

・羽生2位で終戦「今に見とけ」

国内

・出生数初めて90万人割れ確実

・慰安婦「兵70人に1人」の記述

・横浜で初雪関東で真冬の寒さ

・60歳以上の給料穴埋め廃止へ

・桜を見る会追及阻む廃棄の壁

・菅氏拉致解決は最重要課題

・田原総一朗氏発言朝生が謝罪

・猫バンバン逆効果の場合も

・内密出産熊本の病院が実施へ

国際

・中村医師襲撃事前情報あった

・韓国対北支援に5億円超

・COP25にグレタさん会場混乱

・横浜にロープウエー着工へ

・米フロリダの海軍基地で銃撃

・米海軍基地で銃乱射 3人死亡

・中村医師の妻と娘遺体と対面

・アフガン大統領捜査に全力

・北朝鮮との対話維持米韓一致

・豪の森林火災制御不能な状態

・核合意協議「けんかのよう」

・米国タリバンとの協議を再開

・「海外移住を検討」増加香港

・元ゲリラ兵士が母に平和の姿

IT・科学

・自治体システム障害復旧9日か

・ソフトバンク 2024年に3G終了

・インフルピークは年末年始か

・冬の「口呼吸」感染症に注意

・ボリソフ彗星8日太陽に最接近

地域

・HDD流出男「複数回盗んだ」

・等身大サンジ熊本の被災地に

・新潟女児殺害無期判決の背景

・現場うんざり記述式延期検討

・名古屋城木造復元行き詰まり

12月8日（日曜日）総数60本

経済

・三菱電パワハラ日常的との声

・ネット証券手数料ゼロ競争

・九州新幹線熊本以南見合わせ

・九州新幹線が運転再開

・マンション保険料値上げ続々

・免許3年待つ高卒採用の西鉄

・軽のナンバー昔は白地だった

エンタメ

・アンタ漫才 2004年M-1の衝撃

・整形男子アレン恐れる老化

・朝ドラ憎めてしまう?父親像

・けんか中も安達祐実を撮る夫

・尾上菊之助が負傷公演中止

・ルパン声優やりたくなかった

・AKB48峯岸みなみ卒業を発表

・淳亮の復帰は「メド立たず」

・負傷の菊之助 9日から復帰

・アンタ 10年ぶり漫才で新ネタ

スポーツ

・羽生ジャンプ大会ではない

・G大阪三浦と小野瀬流出危機

・GPファイナル紀平は4位

・ザギトワ最下位コメントなし

・ブーイングの洗礼久保存在感

・記録会 17選手棄権で萩野だけ

・鈴木誠也と畠山愛理が結婚

・レシステンシア無傷V3で女王

・萩野ぼっち泳ぎは「人生初」

・菜七子JRA重賞初V 100勝王手

・アマ金谷拓実豪OPで堂々3位

・石川遼が劇的V 最年少10億円

・石川遼五輪は「首の皮一枚」

・JリーグMVPは161cm仲川輝人

・佐藤駿フィギュア新星現る

国内

・苦笑い崩れた菅氏の鉄壁答弁

・ながら運転 2秒未満も違反?

・薬物依存者を支援ダルクとは

・露五輪除外?ホストタウン困惑

・中村哲医師の遺体成田に到着

・週前半日本列島に暖気流入へ

・萩生田氏団体赤字行事の疑惑

・無断離婚外国人女性気付けず

・悠仁さま佳子さまと初公務

国際

・北衛星発射場で「重大実験」

・北非核化交渉テーブルにない

・香港デモ大学に残された覚悟

・真珠湾攻撃の生存者今は3人

・英総選挙首相落選の可能性は

・香港で大規模デモ区議選後初

IT・科学

・高齢者高リスク薬多用の実態

・吉野彰氏若い研究者にエール

・鳥大群で空黒く魚や木も被害

・瀬戸内海きれい過ぎNGの訳

・マラソン札幌ディスに反撃

地域

・HDD「毎日のように盗んだ」

・居眠り運転か 7歳死亡9人けが

・相模原殺傷裁判争わない考え

・オスプレイ低周波基準超え

・剣道観戦席礼節欠く場所取り

・大麻で約20人摘発町議流通か

・給食まずい手紙受け市が改善

・タクシーが歩行者はねる福岡

おもしろいタイトルを仕分けする

では、２日間で集めた124本のタイトルの中でどれくらい面白いものが入っているのか検証していきたいと思います。

タイトルの面白さランクづけ

まず、ランクづけの基準として面白いかどうかは僕の主観になりますが、一応のランク基準を設けますと、

しょうもなさランク

Aランク：おもしろい（しょうもない）トピックスタイトル

A’：おもしろいものの、不謹慎等の理由でAにピックアップしにくいタイトル

Bランク：おもしろくなりそうなポテンシャルのあるタイトル

Cランク：それ以外のタイトル

という基準で考えていきます。

A’は面白くするつもりでつけていないタイトルが、ブラックユーモアっぽくなっているパターンです。

Bは、おもしろくするという目的でタイトルをつけ直したらおもしろくなりそうなものです。

「ヤフートピックスの作り方」にも書かれていますが、トピックス編集部の目的は為になるニュースをヤフーの利用者に伝えることであって、おもしろいタイトルを提供することではないので（当たり前か笑）、基本的にタイトルの面白さはCランクになります。

では、続けて124本の記事を仕分けしていきたいと思います。

面白トッピクスランクづけ結果発表

7日の方がA１本、A’1本、B３本。

8日がA３本、A’1本、B２本でした。

Aが

浜村淳トークで暴走主役奪う（エンタメ/７日）
整形男子アレン恐れる老化（エンタメ/8日）
けんか中も安達祐実を撮る夫（エンタメ/8日）
萩野ぼっち泳ぎは「人生初」（スポーツ/8日）

A’が

G菅野日ハム大田の夢を一蹴（スポーツ/7日）
HDD「毎日のように盗んだ」（地域/8日）

Bが

快進撃アイリス裏におじさん（経済/7日）
羽生2位で終戦「今に見とけ」（スポーツ/7日）
猫バンバン逆効果の場合も（国内/7日）
石川遼五輪は「首の皮一枚」(スポーツ/8日)
マラソン札幌ディスに反撃（IT・科学/8日）

結果考察

ちょっと甘めにつけました。

しょうもない作品集（笑）に載せられるのは、

・けんか中も安達祐実を撮る夫

・萩野ぼっち泳ぎは「人生初」

あたりかなと思います。

ほかの２本もくだらなさはいいのですが、タレントの現在の知名度が微妙（単に僕が知らないだけですが）なのもあり、作品集に載せるほどではないと思います。

タイトルがすでにくだらない「Aランク」に入るものは、やはりエンタメ項目中心になります。

荻野ぼっち泳ぎも、タイトルだけ見るとしょうもなくて素晴らしいですが、実際のニュースは棄権者相次ぐといったふざけた内容ではなかったので、偶然発生したくだらないタイトルと言えるでしょう。

こういった、真面目なニュース内容とタイトルのくだらなさにギャップがあるものは、面白くなる傾向にある気がします。

不謹慎ですが、HDD「毎日のように盗んだ」も犯人の全然反省していなさそうな感じが個人的には結構ツボなのですが、やはり不謹慎な一面があるので作品集には載せられないかなと思います。

ギャップ的な面白さを考えるとBランクのタイトルは結構ポテンシャルありそうな気がします。

猫バンバンとか「猫バンバンバンバン使うな」とか何回バンバン言うんだみたいな題名にしてみたりとか（うーん…微妙か）。

アイリスのとかは「おじさん逆襲アイリスohヤマ」（13文字、英文字は半角２文字で１文字）にしたら、しょうもなさ的にはいい感じになりますが、ohヤマみたいな企業の表記を勝手に変えるのは許されなさそうなので難しいですね。

面白いYahoo!ニューストピックスのタイトルが出てくる確率

というわけで、2日分しか調べていませんが、1日平均1本程度はしょうもないタイトルを見つけることができる計算になりました。

皆さんもぜひぜひチェックしてみてください。

くだらない記事お読みいただきありがとうございます。

ベスト作品集と2019年度作品集の記事もよろしければご覧ください。

参考資料

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