こんにちは。ビジネスミニマリストのゆきたかです。
最近、ビジネスだの投資だの言っていて、“増やす”方向に向いてしまっている気がしたので、断捨離本を読んで初心に帰りました。
(増やすと言っても、持ち物が何か増えているとかではないのですが。投資って結局、権利を売り買いしているだけなので)
ミニマリズムといえば、物を減らすことから入るのが基本なので、お片づけしたい人にはいい一冊。
Contents
人生を変える断捨離
著者はやましたひでこさんで、「断捨離」という言葉を流行らせ、商標も持っている人です。
※商標とは言葉の著作権みたいなもの。やましたさん以外の人は商用で「断捨離」という言葉を使えない。
本来の意味(やましたさん定義)が世間で誤用されていることにイラっとし、その言葉で他人が稼ぐのにイラっとしたことで某有名ミニマリストが突き刺され、ミニマリスト業界では有名な断捨離です。
断捨離の本質は、捨てることや片付けではなく、「出すこと」「新陳代謝」「呼吸、循環」あたりにあると筆者は定義づけています(もともと、ヨガからきているらしい)。
通して読むとわかりますが、断捨離はむしろミニマリズムとはまた違いますよ、と筆者が思っている感じは何となく伝わります。
本の内容自体は、いたってまともで、本の通りに実践していけばお片づけがうまくいくこと間違いなしです。
とはいえ、それを実践するのが難しいのがお片づけですが。
ミニマリズムに結構な新しい気づきがありました
気になった点があるのですが、最初に物を減らし始めた頃と今の自分とでは、考えていることが結構変わってきているなという印象です。
(この本がどうのではなく)
まずは、役に立ちそうだなという知識。
7・5・1の法則。遊びの話
収納の使い方の話です。
どんな収納も、100%詰め込まないで、空間の遊びを持たせようということです。
お役立ち知識ですね。
- 見えない収納は7割
- 見える収納は5割
- 見せる収納は1割
いわゆる収納は、「見えない収納」のことだと思います。
収納の中にも遊びがないと、物を取り出しにくくなります。
結果的に、片付けをするのが面倒になってしまうため、収納には必ず余裕をもたせましょうという話。
また、そもそもですが、物を減らすときに
というのは間違いです。
元ある収納に7割で収まる以上の量は、断捨離しましょう。
見せる収納に関しては、玄関ラックなどの場所は、ほとんど物を置かないようにしようとのこと。
個人的には、見せる見せないに関わらずテーブルの上や、むき出しの棚の上などダイレクトに物を置く場所はなるべく最小の物だけを置くべきだなと思います。
見た目もスッキリしますし、ホコリも溜まりにくくモップもかけやすいです。
ゆとり、遊び、間
上の話とつながるところではありますが。
この項目で具体的に書かれているとかではないですが、全体的に筆者は「ゆとりを大事にしている」と感じました。
物の数や収納はもちろん、“行動”にも“遊び(余裕)”を持っていた方が良い。
予定というのはギュウギュウに詰まっている方が充実しているように感じますが、それでは疲れてしまいます。
なにごとも詰め込みすぎない方が、結果カラダによくゴキゲンにすごせるとのこと。
下品な話ですが、腸に余裕があるからこそ便通がスムーズなのと同じです。
次に、そうかなあ?と思った部分。
「要・適・快」の話
物を断捨離するときに「要適快」の視点で選ぶ話です。
- 不要なモノ:あれば便利だし、まだ使えるけれど、なくても困らないモノ
- 不適なモノ:かつては大切だったけど、今の自分には合わないモノ
- 不快なモノ:長年使っているけれど、どこかで違和感や不快感を感じているモノ
引用なので「物」が「モノ」表記です。ややこしい。
ここで気になるのが「不快なモノ」ですね。
一例として、「姑からもらった食器類を使い続けていて不快だった」という話がありました。
(厳密には「快」とは違う章での紹介ですが。また、それは姑が嫌いだからとは書かれていませんが、一旦感情面は置いておきます笑)
この中で「不快なモノ」だけは、「今も使っているけど不快なモノ」だとするならば、それを断捨離したらあたらしい物を買わなければなりません。
その物を使うことによって嫌な記憶が蘇るとか、ストレスが異常に溜まるとかならまあ仕方ありません。
でも、要は「そのモノに満足できない」ということなので、「足るを知る」という考えに反していると感じます。
貧乏な時代の日本なら嫌な物でも使い続けるしかないですが、今の日本では使う物も選択できる豊かさがあるぶん何が「足る」なのかも自分で選択しないといけません。
と、なんかすごく意識高いことを言いましたが、結局僕のポイントは金です。
「新しい物に買い換えなければいけないのって金かかる(買えるかどうかは別として)じゃん!ミニマルじゃねえし!」
という絶対神マネー教の信者である僕は思うのでした。
そもそも、最低限ってなんだ。物ってそんなに捨てる必要ある?
捨てることによって、買い足す必要があるなら、その物は捨てるべきではないと思います。
一方で、そんなこと言っていたら片付かないという風にも、もちろん思います。
(特に断捨離本読んでいるということは、読者は片付けがうまくいっていない人が大半だと思うので)
冒頭に書いたように「出す」ことが断捨離の主眼だと感じますが、やはり考え方としては「使い切る」だと思います。
だから、減らすというより「物を増やさない」というのが今の僕の感情に近いかも。
物は最後まで「使い切れ」ば、それを「減らして」ようやく次の物を「入れる(増やす)」という順序がいい。
「出す」ことに主眼を置いちゃうと、余計な物の循環を生んでしまうのでは、ないかと思いました。
なんか、物を捨てるために買っちゃっている気がするというか。
なかなか言語化しにくいところですが。
このブログと考え方が近かったところ
1out1in
一般には1in1out、つまり「物を一つ買ったら、一つ捨てる」というアイデア。
でも上の話と同じで、本来は減らしたら次を入れるべき。
というわけで、1out1inには共感ですが。
outするタイミングが、この本は「不要だと感じたら」で僕は「使い切ったら」というところに違いは感じましたが。
他人への干渉
物を減らしていくと、他人(同居人)のものが気になってきます。
やたらと他人のものを捨てようとしたりすると、いさかいに発展します。
本来、自分が快適に暮らしていたら同居人もそれいいねとなるはずなので、まずは自分のことをやりましょうという話。
まさにそうだなあと思います。
物に限らず、仕事でも、やたらと他人に干渉してこようという人は多いです。
もちろん業務の進行上必要なことはあります。
ただ、価値観の押し付けだなと感じることも多いです。
他人に干渉したくなるのは人間の性みたいですね。
自分も気づかずやっていることもありそうなので注意します。
というわけで、断捨離本を読んで、断捨離力をアップさせました。
やはり定期的にインプットしていかないと、ミニマルを保っていくのも難しいですね。
気になった方は是非読んでみてください。
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