こんにちは。人生投資型ミニマリストのゆきたかです。
とにかく平和を想う2月末です。
2021年末発売の新刊「ふやすミニマリスト 1日1つだけモノを増やす生活を100日間してわかった100のこと」を読みました。題名長いな…、わかりやすいけど。
(2024/11/21 13:13:52時点 Amazon調べ-詳細)
本のレビューページにも書きましたが、最近読んだミニマリスト本の中で一番よく、とてもワクワクしてしまいました。
衝動的にこの生活を始めたそうですが、ものすごく示唆の富んだ一冊になっていると思います。
Contents
ふやすミニマリストの概要
フィンランド人のミニマリスト兼映画監督が、みずからの生活実験をつづった映画「365日のシンプルライフ」。
所持品0から始めて、部屋の中に1日1個ずつものを増やしていくという生活を続けるドキュメンタリー映画です。
所持品0なので生まれたままのスッポンポン状態でスタートし、初日のアイテム「ロングコート」で身体を覆って隠すという荒技を駆使しています笑
そのフィンランド映画を、ドイツ人がエンタメ色を強めてリメイクした映画が「100日間のシンプルライフ」。(私はこっちの映画は観たことない)
さらにそのドイツ映画を真似した実験生活をじっさいに行い本にしたのが、この「ふやすミニマリスト」。
つまり、原作のパロディのパロディだから、それを今さら本にしてもなあと思ったのですが、読んでみると非常にワクワクしました。
理由としては、
- 日本人だから生活文化が近くイメージしやすい
- 映画はエンタメ色が強かったが、本は生活描写がリアル
ことだと思っていますが、最近読んだミニマリスト系の本の中で一番インスパイアされました。
最低限に見える100個でもそれぞれに個性が出る
著者の藤岡みなみさんは、映画みたいに裸で始めるのは現実的に出ないのとコロナ禍というのもあり、初期の服装(ドラクエみたいですね)と消毒グッズは初期装備としてスタート。
というわけで、初日のグッズは「敷布団」。
これは、基本的にはみんな布団を選ぶんじゃないでしょうか。
2日目歯ブラシ、3日目スニーカー、ようやく外に出られる。
靴は初期装備じゃないんだな。リモートワーカー?だとしたら、仕事用の機器はカウント外?
とすると、やっぱりこの生活を会社員(正社員)がはじめるのは難しくって、フリーランスや学生やフリーターしかできないことになるのかな。
100個というと必要最低限の物ですから、てっきりみんな同じような100個を選びそうなもの。
(特に最初の何十個かは)
しかし、実際にこの生活をするとそんなこともなさそう。
実際に著者は9日目に「本」、つまり嗜好品を選んだ。
生活必需品だけ選んでいても、生活が潤わない、ということか。
じぶんだったらどんな100個にしよう?と考えるワクワク
たしかに100個もあれば、最後の方は選ぶものに個性が出そうですが、9日目からすでに嗜好品が選ばれている。
なるほどなあ。
じゃあ、私だったら何を選ぶだろう。
てゆうか、本だとするのなら図書館の本はノーカン?
外出自体は禁止されていないから、たのしみは外で済ませて、家の中は生活必需品を最初に満たした方がいい?
調理器具を後に回すと、ほとんど外食することになって節約にならないし、なんかミニマルな生活な感じもしないなあ。
とかとか、本を読みながらじぶんの生活に想いを馳せることとなり、なんだかワクワクしました。
いままで当たり前だったことがなくなる暮らしへの発見
1章100日日記、2章その生活への気づきというシンプルな構成です。
2章には、今まで当たり前だった物がなくなる気づきがメインテーマだと思いますが、まさに物を減らした時に感じるあの気持ちが描かれています。
「物ってそんなに必要なかった」とか、
「少ない物だからこそ大事に想う」とか。
著者は、文筆家らしいので情感たっぷりに描かれていてシズルがあります。
著者はミニマリストになりたかったわけでなく実験をしたかっただけらしいですが、内容的にはミニマリズムの魅力が共感のある形で描かれていると思います。
じぶんがやるなら10個の物で10日間生活とか?
やってみたいなあ。
この生活を始めるとしたら、引っ越しのタイミングが望ましい。
どこかにワンルームを借りるとかね。
私は節約目的で実家だし引越しには大きくお金がかかるので、節約ブログとして現状は実行できませんが。
やるとしても、物0からはじめるのは生活的に現実じゃないから(よっぽどニートで家から出なくていいとかならいいけど)、「10個のもので10日間くらす」とかじぶんなりのアレンジは必要そう。
まったく同じこともしたくないという思いもあって、ちょっとアレンジして誤魔化したくもある。
会社を辞めるとか、なんとかそんなタイミングで引っ越すことがあれば、ぜひやってみたいなーと思います。
読む前はどうだろうと思っていたけど、いい本でした。
(2024/11/21 13:13:52時点 Amazon調べ-詳細)
本日もお読みいただきありがとうございました。
↓ブログランキング、クリックで応援いただけますと、たいへん励みになります!
↓他の記事も是非!