思考とミニマリスト

「もう、服を買わない」を読んで、ミニマリストマインドを学ぶ

こんにちは。人生投資型ミニマリストのゆきたかです。

北米発の服を減らす方法で、“プロジェクト333”というものがあります。

以前、自分も実践しており、そのときのまとめこちらです。

その発案者コートニー・カーヴァーの著書が、翻訳版でようやく出版されたので読みました。


プロジェクト333について

詳細は先ほどの自分が実践したときのページにも書いていますが、こちらでも簡単に。

プロジェクト333は「3ヶ月間、33アイテムの服や靴、アクセサリーで過ごす」プロジェクトです。

この数字を聞いて、「余裕」「無理」と感じるかは人それぞれかと思います。

僕も、プロジェクトを始めた頃は男だとしても難しいなと思っていましたが、いまや余裕どころか、もっと少なくてもいけます。

具体的な物の数や、何をすればいいか明快なので、根性論で「ものを減らそう」と言っている本より、よっぽど効果的な方法だと思っています。

以前、ほかのアメリカ人ミニマリストの本で紹介されていて、いいなあと思っていた方法です。

ついに、発案者本人の著書が翻訳版で出ました。

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楽しみにしていて期待値が高かったぶん、いい部分もありましたが、ちょっとう〜ん…でした。

とはいえ、この本にそこまで感じるものがなかったということは、自分自身の成長を感じます笑

また、この本を新刊で図書館に購入希望を出して買ってもらったので、自分の自治体でミニマリズムをちょっと広げることに貢献しました笑

内容的には、

  • 服を減らすことを出発点に、いろいろなミニマリズムについて言及
  • どう減らすかだけでなく、なぜ減らすかに焦点を置いている
  • HOW TO プロジェクト333も書かれていて、何人かのケーススタディもちゃんと入っている

と“なぜ”の部分は発見がありました。

服は人によって最低限の量が違う最たるものなので、ミニマリズムを探るために服から入るのはいいスタートだと感じていますし。

すでに、最低限の量で暮らせている(と自覚している)人からすると、そこまで目新しくはないかなということです。

ただ、「なぜ減らすか」を考えることは、とてもプラスになると思います。

なぜ服を増やしてしまうのか、なぜ減らすのか

本の内容をなぞっても仕方ないので、本で触れていた「なぜ服をへらすのか(トピック08。この本はトピックの数も33になっている)」の論点を掘り下げます。

そのために、服を買いたくなる心理・理由がたいせつになりそうです。

まあその理由は、僕からすれば男女関係なく一言で言うと「他人の目があるから」です。

具体的には、

  • (会社とかで)こいつまたこの服着てるなと思われている?という思い込み
  • 単にモテたい
  • 仕事上、身なりをちゃんとしないといけない?(まあ実際、対面仕事はそう)
  • 単にイケていると思われたい

その中で大きいのが「社交の場に出る機会の多さ」だと個人的には感じています。

友人などのような自分が好きで付き合いのある人たちと会うときは、いつも同じ服着てようが、なんと思われ言われようと構いません。

しかし、それが会社や取引先のような自分のことをよく知らない人が不特定多数いる場では?

特に取引先とか初対面の人は、身なりで他人を判断することもあるだろうから(まあ確かにビジネス上、必要かもしれない)、ある程度服装には気をつけなければならない気もします。

そんな中、圧倒的に着る服の数(種類)が減ったのが、コロナの後です。

もともと週5で出社していたのが、週1〜2になります。

すると毎日会う人ってほとんどいなくなります。

だから、ほぼほぼ同じ服着ていても誰も気づきません

これによって、プロジェクト33どころかプロジェクト10でも正直余裕になりました。

極論ですが、この理論ではリモートワークメインであまり出社しない会社に転職すれば服も減るということになる??

(毎日同じ人とオンライン会議するとしても、部屋着パーカーみたいなの着ていればセーフな気がします)

でも、よく考えてみると毎日出社して同じ服を着続けていようが

なんか、コイツまた同じ服着てんな〜

とかぼんやり思ったとしても、そこまで他人の服装に深く興味のある人なんて、ほとんどいないのでは。

または、同じ服を何着か用意する「制服化」という手もあります。

実際、社内にもいますが逆にポリシーある人っぽい雰囲気が出ます笑

ある有名広告クリエイターでいつもスーツを着ていることでも、ちょっと有名な人がいました。

(クリエイターは会社所属でも、基本めっちゃラフです)

スーツを着ていることになんかポリシーがあるのかと思っていたのですが、ある取材記事を読んだ時に

若かった時に、ただ金がなくてスーツだったらいつも同じ服でよかったから、それで着てたら習慣化した

と何てことない答えをしていました。



セール品を買ったらダメの嘘

セール品だからと買っていると、買い物が増え、結果出費も増え、着ない服も増える。

増えるづくしのセール品買いは、たいていのミニマリスト本でタブーとされています。

しかし実際のところ、セール品だから買ったらダメは“嘘”ではないのですが、ミニマリズムが習慣づいている人には当てはまらないと僕は思います。

問題なのは

  • 買うつもりのないものを、セールだから買ってしまうこと

です。

しかしながら、ミニマリストマインド的には

  • どうせ使うものなら安く買ったほうがいい
  • 買おうと思ってたけど、セールじゃないから、いま買わない」という物がさらに減る状況

とこんな思考になり、セールをうまく使えるはずです。

これが服だったとしても、店に入る前にはもう買うものが大体決まっているので、あとは安いかどうかの問題です。

こうなっていくには、

  1. 前着ていた服がボロボロになってきたので新しいのを買いたい
  2. 同じものを買う
  3. どうせなら安い時に買う

というような、あくまで必要だから安く買う流れになります。

するとデザインの変わりやすいファッション性の高い服は選ばなくなり、ユニクロのようないつでもどこでも買える服中心になります。

(値段の面で言うと、ユニクロはもはやリーズナブルなブランドではなくなったようですが)

他人の目を気にしないように努める

必要な時に安く買う

こんな習慣を身につけられたら、さらに服が減っていくことは間違いありません。

まとめ

冒頭のリンクと同じですが、プロジェクト333の実践編はこちらです。

https://adcreatorsblog.com/minimalist33

ミニマリスト本全般に言えることですが、買わなくても図書館で十分です。

(このページから買ってくれたら数十円の紹介料が入るのでどうせ買うなら、ここで買ってほしいですが笑)

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電子ならいいですが、紙で買うとそのぶん物が増えるだけ。

趣味の第1位が紙の本で読書することならまだしも、ミニマリスト本を買って物が増えるのは流石に矛盾してます笑

ってこの本を図書館で借りて読んで思いました。

年々ケチになっている気がします。

一方で、この本は図書館の予約リストで大人気で、また借りようとすると最短で半年待ちみたいですが…。


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