思考とミニマリスト

純度の高いミニマリストを目指すなら禅のアイデアを

こんにちは。人生投資型ミニマリストのゆきたかです。

純度の高いミニマリストを目指すにあたっては、いい指標があります。

それには、禅寺のまいにちを真似すればいい。


禅僧のライフスタイルはミニマリスト度が高い

  • 少ない
  • 買わない
  • 捨てない

ということに対して、純度の高いミニマリストを目指そうと思ったら、禅僧の考えがためになる。

そもそも禅のコンセプトは、修行より生活そのものとのこと。

禅とは修行ではなく、「生活そのもの」

「禅」という文字は、しめすへんに「単」と書きます。禅宗で「単」とは、私たちが生活するスペースのことをいいます。要するに、「座って半畳、寝て一畳」というのを「単」というわけです。つまり、禅宗では、「禅」というものは、修行ではなく生活そのものをさすのです。

金嶽宗信. [禅的]持たない生き方 (Japanese Edition) (p.30). Kindle 版.

だから、少ないものと小さなスペースで暮らすし、物欲に支配されない。

再現性は置いておいて、上の本では、第1章で著者の持ち物が説明されていますが、まあ無駄がない。

服や、食器類、食品、生活用品も最小。(ただし、お堂には仏像などを置く)

とにかく「少ない」。

そして「買わない」。

基本は、足るを知ることで物欲に向き合うこと。

すると自然に、もっと物が欲しいという感情が減る。

持っている量が最低最小であればいいだけでなく、例えば、リセールバリューがいいからと、前の物を売って新しい物を買い替えつづけるのは、禅的ではありません。

ある意味、物に執着していると言えるからです。

最後に、意外性あるのが「捨てない」。

捨てないというと語弊があるかもしれませんが、「その物をきちんと使い切る」程度に考えて置くと良いかなと思います。

(実際に本の第2章は、いさぎよく「捨てる」が題名。題名のせいで勘違いされやすいが、どんどん捨てようというニュアンスではないと思う)

例えば、食物は野菜の芯まで食事に使って食べるし、服はほつれたら自分で繕って古くなったら雑巾にする。

余すことなく、残さず使い切る。これは、「捨てない」というミニマリストの本にはあまり載っていないコンセプトです。

以上の3つの点で、非常にミニマリズムにストイックなのが禅的ライフだと思いました。

禅僧のミニマリスト度は高いが、真似したいとは思えない

しかし、丸々これを真似したいとは思えない。

なぜ真似したくないかというと、「ストイックすぎるから」ではない。

「自由でない」からです。

つまり、誰かにやらされている感が否めない。

自主的にミニマリズムを実行しているわけでなく、禅僧のルールとしてそうしている(ように見える。彼らからすると習慣化しているから、そんな風に思わないだろうけど)。

禅僧になったのは自分の意思だとしても、従いたくもないルールに従うのは「自主的である・自由である」とは言い難いと、私は思う。

もちろん「服は3着まで」みたいな細かいところまでルールはないかもしれないけど、「野菜は芯や皮まで食べる」みたいなのは、禅僧の中では暗黙の了解になっているように見えた。

それを自分でやりたくて制約をかけるのと、他人やミエナイチカラにやらされるのでは、意味が違うと思う。

「自分ルール」なら、自らに制約を課しているようで、自由です。

つまり、全部がぜんぶ、禅の通りに真似する必要はない。

ルールは自分で作ることが、私にとって大切です。

逆に自分ルールは欲しい。ない方が面倒臭い。

また一方で、自分ルールはどんどん更新していいと思う。

1ヶ月前とまったく違うことをしてもいい。自分ルールという制約に支配されすぎるのも本末転倒です。


ミニマリストの本はいまの生活に即している

禅のライフスタイルほどストイックでない、ミニマリストたちのライフスタイルは、より「いいなあ」と思いやすい。

それは、禅と現代ミニマリズムのどちらがいい悪いではなく、禅は「むかしの日本」の生活をベースにしており、ミニマリストたちは「いまの日本」の生活をベースに考えているからだ。

一例でいうと、むかしは家族(親族)がみんな一緒に暮らしていて集団主義的だったのが、最近は個人主義に近いこと。

みんなで生活を整えていこうというより、まずは自分が満足できるライフスタイルを手にいれたいから、さきほどの「自分ルール」みたいな話になるし、みんなが違うルールで考えるでいいと思う。

だからか、ミニマリストたちの本にはよく「私はこうしたが、嫌なら違う方法でもいいと思う」という記述をよく見る。

目的は「(手段は問わず)減らすことによって、自由を得るため」だからです。

とはいえ、禅のライフスタイルはまさに純度の高いミニマリストなので、真似するしないにしろ、そのアイデアは非常に素晴らしく、一読の価値はあると思います。

現代ミニマリストの本としては、私は↓の本が好きです。

それ以外も色々読んでます。

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本日もお読みいただきありがとうございました。



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