海外

英検は過去問を無料配布している【準1級やってみた】

こんにちは。三流かつC級未満コピーライターのYukitakaです。

実は英検って、IELTSとかTOEFL iBT並みにアウトプットが入っている試験なのに、値段はそれらのテストの1/3くらいのお得価格で受けられるテストだって知ってましたか?

しかも、英検の公式サイトでは過去3回分の過去問を無料配布してくれてるんです。

2019/11現在で2019年10月の試験問題を載せてくれているので、最新のものを無料で出してくれているわけです。超太っ腹!

もし海外の大学に留学したいとかであれば、IELTS、TOEFL iBTを受ける必要ありますが、就活とか海外赴任へのアピールとかだったらTOEIC受けるより、英検準1級、1級を保持していた方がよほど実践的じゃないでしょうか。

※ちなみに準1級以上を持っていれば、アメリカとオーストラリアの一部の大学ではIELTSやTOEFLの代わりになる大学も出始めているようです。

受験者も実は、年間380万人!TOEICよりも多いんです。

その受験者のうちほとんどが小中高生で、大学生以上の受験者は実質45万人くらいですが、TOEFLが年間約8万人、IELTSが約3万人(どちらも2015年度)、TOEIC S&Wが約4万人(2018)であることを考えるとスピーキングとライティングがある試験としては依然、大規模です。

英検準1級過去問にチャレンジ

というわけで、今回は英検準1級の最新過去問にタダで取り組んでみました。

英検準1級過去問(公式)

英検準1級は、CEFRでB2レベルと言われているので、文科省によるとIELTSで5.5-6.5、TOEFL iBTで72-94くらいのレベルと考えられるようです。

1次試験がリーディング、リスニング、ライティングで2次がIELTSのような対面のスピーキング。

ライティングは採点不可のため、R&Lを解きます。

個人的には修士論文も英語で書いたりしているので、むしろインプットより得意ということで割愛します。

ちなみに遠い昔ですが、高校時代に英検2級は取得しています。

英検過去問準1級結果

初見かつ、ノー鉛筆ノーメモで臨みました(リスニングはメモ取らない派)。

結果として、

Reading:30/41(短文語彙16/25、長文空欄補充4/6、長文内容一致10/10)

Listening:26/29(会話内容一致11/12、文内容一致11/12、Real Life形式4/5)

全体の目標点が約7割とのことなので、ちょうど8割正解で余裕ではないですが合格できそうです。

この系の試験では、アウトプットの方が得意なので、準1級は今受けても大丈夫そうです。

それにしても、留学戻ってから数年時間が経っているので、やはり語彙の問題は一気に正解率落ちますね。

今、英語学習から離れている元学習者からするとリスニングの方がずいぶん解きやすい感じがしますが、

【英検準1級一次試験】 配点と合格点(合格のための目標点)

こちらの下部によると、リーディング6割、リスニング8割以上が目標点になっているので、そもそもリーディングの方が難しく作られているのかも?

時間配分に関しても、ここではリーディング全体で57分になっていますが、自分は30~40分くらいで解きました(逆に語彙とかわからないのでこれ以上時間かけても点は上がらない)

英検準1級の感想

高校の時に2級受かっていたことを考えると、2級と準1級で難易度にかなり差がある印象です。

とはいえ、豪留学戻りでTOEIC925だったこともあり、数年テスト勉強にブランクがあっても英検準1級は比較的余裕でした。

特に、洋書を時々読んだりもするので、リーディングの内容一致は準1級レベルだと簡単に感じました。

リスニングは全体的に超難問はないですが、問題間の思考時間が10秒しかない&事前読み込みをしてないこともあり、問題が進むにつれてちょっと追いつかなくなるなという印象はありました。

ただ、語彙の問題がリーディング41問中25問は多すぎる笑

全部が全部難しい語彙問題というわけではなかったですが、TOEFLでも語彙は40問中3~5問なので

割合高いなという印象はあります。

なので、例えば学生でワーホリとか語学留学戻りで就活用に英検受けて見たいという人は、リーディングの英単語だけ勉強すれば大丈夫そうです。

英検準1級用の単語帳というのがあるみたいなので、1級受ける時もこれの1級バージョン1冊でよさそうです。

1級レベルの語彙だと、自分では知らないものがほとんどになると思うので、しっかり勉強しないと合格するのは無理だろうなと思います。

気になった・つまずいた問題

やっぱり自分の語彙力やばいなと思いました。

準1級の語彙問題は、意味が確実に分からなくても文脈からポジティブな内容が入るとか、ネガティブな内容が入るとかで予想できる問題も少なくなかったので、16/25くらいあたりました。

ですが、本当に選択肢の意味もわかって答えていたのが、問題No.2、4、8、9、12、14、17、18、24の9問しかなかったので、1級受けるとしたら鍛え直さないとだな、と思います。

ニュアンスで予想できる問題とかは例えばNo.12、

「多くの人々は、海でサメに襲われることを怯えるが、その危険性は()されている。実際は雷に打たれる確率の方が高い」なので、「多く見積もられている(over-estimated)」とかになると思い、選択肢の意味がわかってなくてもニュアンス的に4だと分かります。

以降のリーディングは、ほぼ全問正解でしたが(4/6と10/10)、同じパッセージで2問(26)と(28)を間違えたので見て行きます。

26はちゃんと読めば分かる問題で、28は3か4で迷って3にしてみて間違えたので、単に読み取りや選択肢の意味を理解しきれてなかった感じです。

リスニングは、単に聞き取りが追いついてなかった3問なので、大きな問題点話です。

3題目はIELTSにもTOEICにもTOEFLにもないタイプの問題だったのでちょっと焦りました。

 

というわけで、準1級は普通に受けても問題なく合格できそうなので、チャレンジするなら1級です。

一応CEFRのC1相当でTOEICでいうと940〜らしい。

自分が925なので、受かれば一応自己ベストという感じになりますが、機会があればやってみようと思います。

引き続きよろしくお願いします。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA