海外

英語の勉強の方法を目的別に考える

こんにちは。三流かつC級未満コピーライターのYukitakaです。

僕は、0から(純ジャパ)英語学習を続けて、学生時代にオーストラリアの大学で交換留学もしていました。

純ジャパのぼくが、英語力を上げて、留学した方法こんにちは。三流かつC級未満コピーライターのYukitakaです。 ぼくは語学としての英語や、留学、海外生活にとても興味があります...

そのため、留学前の試験勉強(TOEFL iBT、IELTS)、英会話ののち現地での大学&日常生活を体験。

また、日本の大学の教授がアメリカ人だったので卒業論文も英語で書くことになりました。

結果的に、英会話を含めてリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングとバランス良く勉強してきました。

そこで、純ジャパから目的別に英語力を上げていく方法を自分なりに見つけました。

目的別には、わかりやすく次の3種類に分けられると思います。

  1. 試験向けの英語勉強:TOEIC、TOEFL、IELTS、英検など
  2. フォーマルな場面での英語勉強:ビジネスやアカデミックな英語
  3. 日常のネイティブ英語:英語ネイティブが日常的に使う英語

僕の場合は純ジャパ英語教育からの留学だったので、プロセス的に1→2→3で勉強していきましたが、目的や手段によって変わってくると思います。

1と2はつながっていて、3はちょっと別物で考えていったほうがいいように思います。

※ただし僕自身は、オーストラリア帰国後に初受験したTOEICで925だったので、ブロガーではかなり微妙な点数だと思います。自分の長所は、1~3まで、試験系もフォーマルな英語も日常的な英語も偏りなくできるという感じです。

英語学習法一覧図

僕がこれまで勉強してきた事柄かつ、純ジャパの英語勉強方法を一覧にするとこのようなマトリクスになると思います。

大別すると、アカデミック・ビジネス系日常英語系の2パターンに分かれると思います。

なので、例えばオーストラリアに行きたいとして、ワーホリで行きたい人は日常英語系を中心に、留学に行きたい人はアカデミック系を中心に勉強するといいと思います。

まあ、正規留学を目指す方はテストスコアを出さないといけないので嫌でも試験勉強は必要になりますが。

僕の考えでは、どちらの方向を目指すにせよオンライン英会話はすべてのベースになると思います。

こちらの本で、紹介されているように日常会話のベースになるのはわかりやすいと思います。

しかし、ぼくがオンライン英会話(レアジョブ)を続けていて思ったことは、TOEFLやIELTSなどの試験に取り組みやすくなったということです(特にリスニング)。

アウトプットと同時にインプットも成長し、今までなんとなくこれかなで正解していた問題が、確信を持って答えられるようになりました。

これから英語学習を始めていく人たちで、「とにかくTOEICの点数だけとりたい」という目的の人の方が少数派だと思うので、基本は”オンライン英会話”から始めるべきだと思います。

別にdmmでも何でもいいと思いますが、自分が活用していたのでレアジョブをおすすめします。

通算1,200コマほど受講していました(600時間弱)。

Rarejobの良かったところは、

  1. Daily News Articleというニュース教材
  2. TOEFL iBT (中にはIELTSも)対応の講師が多い。
  3. 2の優秀な講師と仲良くなって、試験対策ができる。

です。

DMM英会話のいいところは、ネイティブレッスンのあるところですが、値段が非ネイティブ講師の3倍するので、これから学習を始める初心者が使うにはもったいないです。

もしdmmを使うとしても、非ネイティブプランにしましょう。

逆にTOEIC900以上でそれに準ずるアウトプット力のある人は、ネイティブレッスンにしないと学びが少なくなってくると思います(今の自分くらいの感じ)。

Rarejobは多分フィリピン人だけですが、dmmは非ネイティブ講師もいろいろな国籍の人がいるので幅広く文化を学びたい人にはこちらの方が良さそうです。

 

続けてそれぞれの目的別に具体的な勉強法を説明します。

試験向け

インプットしかないTOEIC(L&R)とアウトプットのあるTOEFL iBTとIELTSは別で考えます。

TOEIC(L&R)

TOEIC900でも、実際のコミュニケーションは全然なんて揶揄されたりもしていますが、それは単純に使う筋肉が違うから当たり前だと思います。

例えば、挨拶ひとつとっても「How are you?」「I am fine thank you, and you?」みたいな定型文は覚えていると思いますが、実際は「How are you?」だけでなく「How’s it going?」「How are you doing? (米)」「How are you going? (豪)」「What’s up」などなど人によって使う言葉が異なりますが、TOEICではこんな問題は出てこないのでTOEICしかやってない人はいちいち「え?なんて言った?」と考えてしまいますよね。

反対に言うと、TOEICスコアを伸ばすことに集中すれば、日常会話の勉強なんかしなくても点数が取れるということです。

就職活動(今時TOEICスコアだけで評価されることもないと思いますが)や、会社からの海外赴任要件にTOEICスコアがある場合など、とにかくTOEICの点数を伸ばしたい人は、TOEICに集中するべきかと思います。

ですので取り組むべきは、

  • TOEICの過去問
  • TOEIC集中コースの受講

とにかく過去問を解きまくるだけでも、問題傾向に対する慣れや、4択の試験なのでなんとなく正解の選択肢はこれっぽいみたいな勘が鍛えられます。全く本質的でないですが笑

もう一つは、集中コースを受講してしまうことです。

スタディサプリでも月額2980円くらいのサブスクリプション型勉強プランがありますが、効率よく点数を上げるなら、パーソナルコーチプランがいいと思います。

なぜなら、

  • 語学は短期集中で学んだ方がぐんと伸びる。
  • 何より難しいのは自分自身で継続することだから。
  • 3ヶ月か6ヶ月単位ならまだなんとか頑張れる。

外国語を習得するための実験みたいなことを自分自身で試している人がいて、一番効率が良い方法はその国に行ってとにかく周りの情報を遮断して3ヶ月間集中してその国の言語だけで生活することだそうです。

TOEICに限らずの話ですが、集中の限界は3ヶ月くらいだと思うので肌感で良さそうだとわかります。

3ヶ月間でも集中するためには、第三者の目があることなので、監視してもらえるパーソナルコーチプランが結果効率的です。

スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン

社会人でも、忙しい日は1時間とかでも良いので、とにかく毎日触れることが大事です。

ぼくは、しっかり睡眠をとらないとダメだと思っているタイプですが、3ヶ月間限定という条件であれば、どうしても忙しい日は英語に触れるために1時間だけ睡眠時間を削るという方法もありかなと思います。

TOEFL iBT & IELTS (英検)

そもそも論として、TOEFL iBTを受けるか、IELTSを受けるか問題があると思います。

ぼくが試験勉強していた時は、UK、オーストラリア、ニュージランド系の大学ならIELTS、北米系ならTOEFLという感じで、日本人にはTOEFLの方がメジャーでした。

しかし、全世界的には、年間IELTS250万人TOEFL80万人受験とIELTSの方が多いようです。

アメリカの大学でも例えばMITのMediaLabはIELTSしか受け付けないなど、全体的にIELTSのプレゼンスの方が上がっている模様です。

また、どちらの試験ともTOEICに比べると実践的に見えますが、試験は試験なので仮に英語圏に在住していたとしてもきちんと試験対策しなければ点数は取れないと思います。(幼少期から海外にいて現地教育を受けている人は別)

というわけで、やはりポイントは

  • 過去問を解く
  • 集中コースの受講
  • オンライン英会話

です。

TOEICでは必要ないですが、IELTSやTOEFLを受ける人はオンライン英会話を受けるべきだと思います。

正直オンライン英会話を受けても、スピーキングセクションの練習になったり、上記のようにリーディングやリスニングの理解度は上がるのですが、なぜか僕の場合テストスコアはほとんど変わらなかったです。

多分、そのテストに集中対策する方がスコア的には効率的なんだと思います。

でも、IELTSやTOEFLを受ける人は留学や移住などで海外に行くことが前提の人たちだと思うので、総合力の上がるオンライン英会話は続けておくべきだと思います。

一応、TOEFL、IELTS対応の講師が充実している毎日プランが2019/11現在、dmmで6480円です。

僕がやっていた時はRarejobの方が充実していましたが、いまTOEFL対応とかで選べないみたいですね。

レアジョブ英会話

あとは、やはり過去問で傾向をつかむこと。

そして、社会人は特に勉強時間の確保や継続することが難しいので、できれば対面のTOEFL、IELTS講座に通ってしまう方がかえって効率的だと思います。

いまであれば、オンラインも充実してると思いますが、対面の方が集中度は高いです。

ぼくも、TOEFLの講座に1ヶ月ほど通って、iBTが60→77と急に伸びました。

そこから、独学で77→85まで1年かかったので、60→77より77→85にする方が難しいかもですが講座が効率的なのは間違いないです。

例えば、リーディングの問題で「all」とか「not at all」みたいな表現が入っている選択肢はほぼ正解にならない、みたいなテクニックとか本質的ではないですが知っとくとスコアに反映されます。

今や、IELTSの時代なので僕もこれから受けるとしたらそっちになると思いますが、本格的に対策したくなったら集中講座IELTS 対策 バークレーハウス受けたいです。

また、どちらも受けた身からするとTOEFL iBTとIELTSで採点基準とか傾向が違う気がするのでどちらかに絞った方がいいと思います。

僕の場合、同時期受験で(豪留学前)

TOEFL iBT 85 (R:21 L:21 S:19 W:24 データ消失のため確か)

IELTS 6.0 (R:6.0 L:6.0 S:6.0 W:5.5)

TOEFLではライティングが一番いいのにIELTSではライティングが一番悪い、など問題自体は結構似ているので採点基準が全然違うということになります。

ひとつひとつのセクションで見ていきます。

Writing

肌感では、TOEFLライティングでは英語力でも文章の型やわかりやすい構成になっていれば高得点が出やすいのに対して、IELTSはボキャブラリーや綺麗な文法になっているかなど重視している風に思いました。

TOEFLスタイルで、とにかくアウトプットしようというラフな文章で書いたので、イマイチな得点になったかと考えられます。

Speaking

ライティングと同じく、TOEFLはミスなど気にせずアイデアを放り込む方がいいのに対して、IELTSは量よりも質を重視しているように感じました。

2回近い時期にIELTSを受けましたが、1回目にTOEFLスタイルでバンバン話した時5.0だったのに対し、ゆっくり文法に気をつけて話した2回目は6.0でした。

TOEFLは英語力もそうなのですが、10秒で次話す45秒のアイデアを考えなければならないため、その訓練は必要だと思います。

Reading

IELTSは書き取りもありますが、ここは本質的には変わらないと思います。

Listening

IELTSでは、ヒヤリングした単語を書き取らないといけないので単語単位や、中に出てくる細かい数字などに集中する必要があります。

一方、TOEFLは大枠でどういったことを言いたいのか掴むことが重要になり、趣旨をつかめれば各問題の詳細を覚えてなくても答えられます。

なので、TOEFLのリスニング中にメモを取ることは僕的にはあまり意味がなく、趣旨を掴むためのヒヤリングに集中した方がいいと思っています。

以上のような違いがあり、似て非なるものだと思うので、どちらかに絞った方がいいと思います。

留学であれば、自分の行きたい大学が求めるスコアが取りやすい方を受ければいいと思いますが、選択肢としてIELTSを受けた方が幅は広がるとは思います。

また、英検に関しては実はIELTSは日本では英検が主催していますし、英検は試験自体もIELTSと同じくライティングや対面でのスピーキングがあったり、TOEICより実践的です。

過去問も公式が無料配布しており、僕も準1級を初めて解いてみました。

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アカデミック、ビジネス英語

基本は、試験勉強の延長にあると思います。

基礎力は、TOEFL、IELTSで身につけたものと同じです。

それに加えて

  • メールや、論文などの形式を覚える。
  • 専門用語のボキャブラリーや失礼にあたる表現を覚える
  • その国の文化やお作法、背景的なものを身につける

くらいのもので、英語力という意味で専門用語以外に必要なものは特にありません。

メールと論文

どちらも英語だからではなく、日本語だったとしても新社会人はお作法を知らないとかあったりするものなのでただ形式を覚えればいいだけです。

メールでも、冒頭「To Whom it may concern(関係各位)」や文末(一例)「Best Regards, 名前」などの表現を覚えるだけであとは日本語でメール書くのと同じなので、英語よりビジネスマナーの勉強に近いところです。

論文に関しては、僕はオーストラリア現地大学での論文(3500words以上のものなど)、日本の大学院の教授がアメリカ人だったので修士論文を英語で書きました。

つまり、オーストラリアスタイルとアメリカスタイル、どちらでも論文を書いています。

日本の学部時代に論文が必要なく日本語で論文を書いたことがないので、日本の大学も同じかもしれませんが海外の論文で必要なことをまとめますと、

  • Reference(参考資料)を大切にする
  • 論文に自分の意見が入っていてもいいが、それは客観的でなければならない

英語論文では、とにかくReferencesを重要視します。

堅くいうと、自分が書いた論文の正当性を、今発表されている文献をもとに証明していくという感じです。

そのため参考資料も、できれば本や論文などの信頼性の高いもの、あるいはWebサイトからの引用でも著者がしっかりしていることなど求められます(これから、もっとデジタル化されたら変わるかもしれませんけど)。

また、アメリカ人の教授の方は「このReferenceをもとにこう考える」みたいなぼくの意見に対して「それは全く主観的な話で論理が通ってない」みたいなことをよく言われたので、その辺は細かいと思います(僕はデザイン系で、論文より作品重視なのにその感じなので結構厳しいんだと思います。)

ボキャブラリーと文化

ボキャブラリーに関して。

ビジネスなどオフィシャルな場で、上記の本のソレイシイ先生も言っていますが、それなりにNGワードなどあるものの文化的に黙っている方が良くないので、細かいこと気にせずどんどん発信すべきだと思います。

また、専門用語はその仕事を始めたら勝手に覚えるので事前に学ぶのは難しいしそんなに必要ないです。

ビジネス上、オフィシャルな場での文化背景を理解する話に関して。

文化とか言いますが結局人単位なので(例えば、仕事上でもこの先輩にこのワードはNGだ、みたいなの日本で働いていても良く感じたりしますよね)、それを事前に勉強するのって、同じくほぼ不可能に近い気がします。

結局、メールや論文などの体裁をある程度掴んでおく以外は結局実地で学んでいくしかないと思います。

日常英語

一番身につけるのが難しいところで、ずっと海外在住だったり、パートナーがネイティブだったりしなければ、かなり不可能なところだと思います。

言語がアップデートしていくのもそうですが、例えばアメリカのバラエティ番組を見ていたとして、英語力+「そのやりとりの背景」みたいなものを理解していなければ、完全には理解できないですよね。

それって、やっぱり現地在住だったり、「いまのってどういうこと?」と聞けるネイティブの友人やパートナーが近くにいなければ向上していくのも難しいです。

という前提は置いておいて、少しでもヒヤリングなどのインプットを高めていくために「洋書を読む」「映画やドラマを見る(with 英語の字幕)」を続けていくしかないと思います。

シンプルな話、日本人がネイティブに劣っているのはインプットの量です。

文章や話し方一つとっても、人それぞれで教科書のような話し方をする人はいないので、色々な文章を読んだり、話したり、映画を見たりして実践的な英語に慣れていく必要があります。

自分が実際に洋書を読むのに使っているのは「通勤時間」です。

家でゴロゴロしてると、インターネットとかテレビとかでついつい時間を潰してしまいますが、いやでも発生する通勤の時間を「読書」というルーティーンに当てることで継続に成功しています。

また、洋書はKindleで読むことをお勧めします。

それは、ミニマリスト的視点でものを減らしたいこともありますが、「Word Wise」という難しい単語に平易な英語で注釈をつけてくれるという機能があるので、つまずかずに読み進めることができます。

洋書の読み方?に関してはこちらの本をご参照ください。

 

反対に日常会話においては、難しい単語などを覚える必要は全然なくてネイティブはすくない単語数の中で話しています。

ということが書いている本なので一読してみましょう。

当たり前ですが、

インプットしてないことはアウトプットできない

ので、どんどん楽しんでインプットして行きましょう。

 

以上、長々と失礼しました。

引き続きよろしくお願いします!

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