こんにちは。人生投資型ミニマリストのゆきたかです。
ライフスタイルのブームというのはあって、最近でいうとFIRE(株の配当などの不労所得を手にして、早期退職するライフスタイル)。
少し前でいうとミニマリスト。
このブログは、ミニマリズムをメインに扱っていて、最近はFIREを意識しているので、まさにブームに乗っかっています笑
その二つのライフスタイルは似ている点も多いけど、本質が異なります。
どちらも追いかけようとすると、おそらく矛盾する瞬間に出会うので、それぞれの意味をチェックしておきましょう。
Lean FIREとミニマリズムとは
そもそも、FIREにはいろんなタイプがあります。
もともとアーリーリタイヤというと、お金持ちの資産家が「もう不労所得があるし働かなくていいや」とう夢のようなライフスタイルがイメージされていました。
しかし最近では、いたって普通の会社員も倹約を心がけることでFIREすることは可能になるとわかってきました。
特に倹約の度合いを高めたスタイルを、Lean Fire(リーンファイア)と呼ばれています。ま、言葉の定義は場所によって結構違うので参考までに。
(ビジネスインサイダーより:There are 3 main types of early retirement, and the only difference is how much you spend)
FIREは一般的な定義として、年間の生活費(支出)の25倍の資産をつくれた時に達成されるとされています。
(株式等を運用して、年間4%のリターンを得ることで資産は減らなくなる。再現性はかなり高い)
つまり、月間の支出が10万で済む人は、年間120万かかり、3,000万円資産をつくるとFIREを達成したと言えます。
月間の生活費が20万なら、FIREには6,000万円。
月間の生活費が100万なら、FIREには3億円必要になります。
総務省統計によると、月支出の平均は
1人暮らし:月支出150,506円で、FIRE達成には約4,515万円
2人世帯:月支出245,278円で、FIRE達成には約7,358万円
4人世帯:月支出315,402円で、FIRE達成には約9,462万円
あくまで平均値であり、生活費はあなた次第なので、FIREの達成額もあなたがデザイン可能です。
さて、このライフスタイルって、ミニマリズムと相性良さそうに見えませんか?
実際にミニマルに暮らしていると、勝手に生活費も削られていくわけなので、ミニマリストは非常にFIREしやすいライフスタイルと言えます。
Lean FIREを達成している人の人物像とは
Lean FIRE自体は、単純に抑えた年間支出の25年ぶんの資産を蓄えることですが、具体的な人物像はどんな感じでしょうか。
実際にどういう人がLean FIREを達成しているかというと、分かりやすい例が「独身の30歳前後の人」です。
支出額が少ない一人暮らしがFIREしやすいのは、当然です。
とにかく仕事が嫌で早くFIREしたいため、生活費に月10万円もかけず、早ければ20代のうちに達成しているイメージです。
ブログを見ていると、そういった方達がたくさんいるようです。
私も現状の特性としては、彼らに近い状態です。しかも実家に寄生しているので、貯金しやすい状況。
私の場合、今のままの生活と仕事を続けていたら、試算では34歳の時点でFIREできる資産が積み上がります。
(資産を試算してみましょう。…。)
彼らの場合は、一人暮らしで10万どころか5万程度で暮らしています。
人気ブロガーの場合は収益も数万はあるはずなので、ずっと独身なら、実際には1000万もあればFIREして働かずに生きていけるはずです。
最近人気のお金を学べるYouTubeチャンネルのリベ大では、「節約仙人」に分類される暮らしですが、ミニマリストからすると、そんなに意外性ある生活でもないのではないでしょうか。
ちなみに、私の場合FIREをたぐり寄せるために、実家でストイックに暮らし、2021年は月36,000円ほどの支出で乗り越えました。
Lean FIREとミニマリズムの違いとは
Lean FIREとミニマリズム非常に親和性が高く、ミニマリストはFIREにチャレンジしやすいことは確かです。
しかし、そもそもの目的に違いがあるので、そこは意識しておくべきかと思います。
ミニマリストは、減らして好きなことに集中することが目的。
Lean FIRE達成者(独身で早めにリタイヤする人)は、主に仕事を辞めることが目的。
もちろん、ミニマリストでも仕事を減らす人もいれば、Lean FIRE達成者も物を減らします。
ミニマリストが仕事を減らすのは、好きなことに集中するためで、仕事を減らすのは手段です。
反対にLean FIRE達成者が物を減らす(というより少ない)のは、コストカットして、なるべく早く仕事を辞める、またはその生活を続ける手段だからです。
つまり、やっていることは同じでも、目的と手段があべこべになっているのが、二つのライフスタイルの違いだと思います。
もっと平たくいうと「とにかくお金がかからない方法を選ぶ」のがLean FIRE型と言えます。
結果として
- ひとつひとつの物へのこだわり
- 人間関係
が違うふうに思います。
物へのこだわり
減らす代わりに、ひとつひとつの物に対してこだわりを持つのがミニマリスト。
(もちろん、物そのものへの執着をなくしていくストイックな考え方もありますが、減らす代わりにこだわるというのがメインストリームだと思います)
Lean FIRE達成者が大事にしているのは節約なので、今持っているものをわざわざ減らすこともないし、買うときはコスパよりもさらに安さを重視する傾向になります。
物の最小化は目的ではありません。
人間関係
もちろんミニマリストも、無駄な飲み会などは避けるのが基本なアイデアですが、好きな人との関わりは反対に大事にします。
家族に限らず、夫婦や恋人などと過ごす時間をたいせつだと考えます。
結婚している人もたくさんいますね。
Lean FIRE達成者にとっては、早く仕事を辞めるのと働かずに生きるため、お金のかかりがちな人間関係は希薄になりがちです。
20代でリタイヤして、その最小限の出費で生きていくには、結婚という選択肢は難しくさせます。
FIREのために結婚しないというより、もともと結婚に興味ない人も多いと思いますが。
Lean FIREとミニマリズムまとめ
そうは言っておきながら、もちろん個人差あるので極端にどちらかに寄っているというよりは、それぞれの人がバランスを見てその傾きを決めているのだと思います。
私の場合は、物を減らしたい、かつ物へのこだわりもあまりないです。会社はなる早で辞めたいからとにかく節約するけど、仕事は別に辞めなくても良い、なんなら勉強するのはかなり好きな方だと思います。「FIを達成したいミニマリスト」といったところだと思います。アーリーリタイヤできたらなおよしだが、急いでもいない。
こんな題名をつけておきながらですが、あまり定義に引っ張られることなく、自分な好きなように人生をデザインするのが一番です。
それでは、お読みいただきありがとうございます。
↓ブログランキング、クリックで応援いただけますと、たいへん励みになります!
↓他の記事も是非!