こんにちは。人生投資型ミニマリストのゆきたかです。
小難しそうな題名をつけてみましたが、「物を買わない」ことの難しさに気づきました。
合成の誤謬とは?
合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)とは、個人レベルではいいとされる行動も、集団全体にとってはマイナイスになってしまうことです。
経済用語として使われています。
物を買わないことや節約は、この合成の誤謬にあたります。
個人としては、物を買わないことで、すっきりとした部屋を実現し、節約にもなります。
しかし、そうすると社会全体では物が売れなくなり、景気は悪くなり、仕事を失う人が増え、経済は停滞していきます。
「倹約はいいことだ」と言いつつ「若者の〇〇離れが」と嘆くのには、そんな裏事情もあるのかもしれません。
物を買わないことはよくないのか?
僕としては「物を買わない」ことは、ミニマリストになるためには、ほぼ正解となる行動だと思っています。
一方で、それをみんながやってしまうと、社会的にはよろしくない。
(厳密に言うと、資本主義社会としてはよくない)
だから、ミニマリズムなんて、みんなで実践すべきものではないです。
そもそも、「物をそんなに買わない生活なんかやりたくない」という人が大半かと思いますので、それが健全であると言えます。
自分だけこっそり得するくらいの気持ちで「物を買わない」習慣を身に付けるのがちょうどいいですね。
ミニマリズムは趣味の一環程度という捉え方がいい
考え方として、ミニマリズムを「趣味の一つ」と捉えておくといいかなと思います。
例えば、読書とかスポーツ観戦のような。
ミニマリズムって、ちょっと特殊なので、物の多い人から見たミニマリストは
と言う印象もある。反対に、ミニマリストから見ると
と感じることもあります。
しかし、読書家が本を読まない人に対して、またはスポーツ観戦しない人がスポーツ好きな人を見て
とは別に感じないと思います。
…いや、それは人によるのか?
でも、興味のない他人を自分の趣味に引きずり込むことはしないと思います。
それが、ミニマリズムになると(特に家族に対して)起こりがち。
「物を買わない」ことも、読書程度の趣味の一環と思えば、自分が偉い人間だと勘違いし、他人に干渉することもなくなります。
物をたくさん買っている人に対しては
くらいのスタンスでいられると、争いも起きず、合成の誤謬も起きず、win-winになっていくと思います。
世の中に数知れない節約本が出ていますが、著者たちも本を売りたいだけで、別に節約する世の中になって欲しいとは思っていないと思います。
むしろ、本売れなくなっちゃうので、節約社会になって欲しくないはずです。
結論
合成の誤謬を知れば、己の節約行動も見えてきます。
周りの散財は気にせず、むしろいいことと思い、自分だけこっそり節約しましょう。
節約本なんて買うだけ節約にならないので、図書館で借りるか、そんなもの読む暇あったら、物を買う習慣をやめましょう。
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