思考とミニマリスト

自給自足まで行くと今度、物がたくさん必要になる

こんにちは。ビジネスミニマリストのゆきたかです。

前回記事の最後の方で、自給自足って物が増えないか?という話を触りました。

ちょっと考えてみたいと思います。

ミニマリズムが行き着くところまで行き着くと自給自足?

前回記事では、ガチミニマリストだったらブログもSNSもしなくないか?という話をしていたのですが。

行き着くと

  • 最低限の物しか持たず
  • 最低限の人としか関わらず
  • 最低限の収入と最低限の生活費で暮らす

といった、修行僧のような生活になります。

いや、寺や神社にだって“経営”という観念があり金の臭いは消えないから、ミニマリストなんて無理でしょう。

まだ営利組織でない公務員とかのが(汚い人間は多いが)ミニマリストに近づけるかもですね。

さらにさらに突き詰めていくと

  • 食べ物は自分で買わず、農業
  • インフラには頼らない自家発電、川で洗濯(今の日本では炎上?)
  • 家も日曜大工でつくる

と、つまり

  • 外注せずに生活するようになる

という“自給自足”に行き着きます。

現代社会は、よくよく考えるとかなり効率化されていることがわかります。

その本質は、今言ったように「外注」にあると思います。

  • 食料は狩ったり、摘んだりして集める
  • 自分で薪を積んできて、火を起こす
  • 食器は自分で粘土を探してきて、こねて焼いてつくる

などなど、一回の食事をするだけでも自分1人だとこれくらい大変。

それが現代では、農家の人、食器職人、そしてそれらの商品を卸す人、売る人、ガス会社などなど、いろいろな仕事の人がいます。

それぞれの工程にお金を払って(=外注して)時間を買い、効率化しているのが現代。

究極のミニマリズムとは、この外注化をやめ自給自足に近づいていくことか。

人の流れを減らし、お金の流れを減らして言った先に、自給自足。

時代を逆行して原始的(プリミティブ)になっていくのが、ミニマリストの行き着く先?


しかし、自給自足って最低限の物の量が増えていかないか?

確かに自給自足というとなんだかミニマリストな感じはしますが。

人の流れ(全部自分でやるので)や、お金の流れは最小限と言えます。

ただ、肝心の物の数は増えていっちゃいますよね。

食事ひとつ取っても

  • 農業するための広い土地(日本の法律では土地は所有”物”)
  • 農作業道具各種、クワとか、そしてクワも自作
  • 狩猟道具、銃とか、銃をつくるのには知識がいるため文献と時間が必要

などなど食材準備の時点でずいぶんいろいろなものが必要に。

サイゼリヤなら、手ぶらで行って15分でお腹いっぱいになれちゃうのに。

ひとつひとつのことに、これだけものが必要になってくると、もうミニマルじゃないですね。

自給自足とかまで行こうとすると、物を減らそうとしていた最初の目的はどうなるんだろう?

時代にあったミニマリストがちょうどいい

現代社会で物を究極に減らせば、人と金に頼る必要がある。

人と金の流れを減らせば、たくさんの物が必要になる。

いい塩梅って難しいですね。

そう考えると、メディアに出てくるようなミニマリストくらいの塩梅がちょうどいいのかもしれません。

資本主義にあったミニマリストって感じでしょうか。

働いていなくたって、食べ物を買ったりすれば資本主義の一員です。

マインドは自給自足で、行動は資本主義に則って。

究極に外注化すれば、所有物は減らせる

少なくとも衣食住はないと生きて行けないので、そこは外注化したほうがよさそうです。

(服は着なくても生きていけるけど、法治国家では裸だと捕まるので活動できない)

落ち着いた住処と食事がないと健康面で良くないですし

そして、現在いろいろ外注化できる時代になっています。

  • 宅配洗濯サービスがあれば、洗濯機いらず
  • 毎食ウーバーで、冷蔵庫いらず
  • 地方なら駅までタクシーで出かけ、車いらず

などなど、人に頼り切ることで物を減らせます。

そう考えるとものすごく、物的にはミニマルに生きやすい時代になっていますね。

僕の場合は、ドケチなので物も減らしつつ、出費も減らしつつ、その塩梅を探れればと思います。

自給自足なんてのは、2021年ではミニマリストじゃありませんね。



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