お金とミニマリスト

猶予・免除されていた国民年金は追納すべきか?すべきです

こんにちは。ミニマム志向型コピーライターのゆきたかです。

今回は、お金の話です。

”お金に対する不安”だけミニマリストになれない自分自身に朗報。

大学生の間は、国民年金が猶予されますよね。

(ちゃんと納税していた人には関係ありませんが)

または、所得によっては免除される年も。

これって後から払える(追納)のですが、払うべきでしょうか?

結論から言いますと、

「大学生のとき猶予されていた年金は、追納すべき!」

です。

なぜなら、

  • 減税効果
  • 海外移住しやすくなる
  • そもそも年金って払った方が得(だと僕は思う)

だからです。

これに気づき、僕は追納をはじめました。

手順までまとめます。

※ちなみに、自分は大学院まで行ったので4年ほど免除されていたことになりますので、追納しなければ年金需給を満たす頃には34歳とかになってしまう。

追納とは

老齢基礎年金の年金額を計算するときに、保険料の免除や猶予の承認を受けた期間がある場合は、保険料を全額納付した場合と比べて年金額が低額となります。

しかし、免除等の承認を受けた期間の保険料については、後から納付(追納)することにより、老齢基礎年金の年金額を増やすことができます。また、社会保険料控除により、所得税・住民税が軽減されます。

日本年金機構より引用

国民年金は学生の間“学生納付特例制度”として猶予されます。

一度猶予された年金は、10年以内に後追いで払うことができます。

それを“追納”と呼びます。

(3年目以降は、追納額が多少ですが加算されるので注意)

大学まで出ている人であれば、20歳から卒業まで猶予されます。

(申請していた人は2年ほど免除されるわけです)

特に、大学で免除されていた場合は後から払うと“得”な面もあるので追納を検討しましょう。

※追納は、所得が低い等の理由で免除された場合も可能になります。

※猶予、免除等項目が細かく分かれているのですが、日本年金機構のページにいろんなパターン書いてます。ややこしい。

追納により減税効果

大卒後、会社で働いているとします。

所得があれば、当然税金が取られますね。

本当、腹たちますよね。

所得税とか高すぎ。

しかし、国民年金追納によって減税効果があります。

例えば、年収500万円の年に、国民年金1年分(約20万円)追納したとします。

所得税10%住民税10%とすると、

細かい計算を省くと約4万円お得になる計算です。

(追記)

実際に2019年に18万ほど追納し、確定申告したら還付金として提示されたのは1万8千円ほどでした。(年収は500万円台)

さらに、2020年6月からの住民税が、シミュレータだと31.9万→30.1万へ減額。

所得税分1.8万還付+住民税分1.8万減額が受けられる予定。

約3.6万お得に。

(所得税は、年収によりけりなので減税額も前後する)

自分の場合は、所得税がこのレンジにいて今年は2012年度分の追納をしました。

猶予時から7~8年ほど経っているため、追納額も月300円ほど加算されます。

それでも結果として、3.5万円ほど減税効果があると言われています。

(これから確定申告するので、細かくいくらかは知らない)

当時普通に払っていたより、得してる感じです。

追納すれば30歳から自由の身

これは僕だけかもしれませんが、年金追納すると海外移住しやすくなります

海外移住のネックとなるポイントの一つが“年金”です。

海外移住を考える20~30代は、少なからず将来の不安を抱えています。

(リタイヤ後に日本に戻りたい、という選択肢を考えると)

だから、少なくとも年金がもらえるようにしておきたい。

先のことを考えすぎてもしょうがないのですが、額に関わらず毎月一定の収入である年金は“安心”です。

年金は2020/4現在、納めた合計期間が120ヶ月以上ないと、老後に年金をもらえません。

僕も海外移住してみたいと思っているので、この120ヶ月を一つの目安にしています。

大学生は国民年金猶予

大学に行っている間は、国民年金を猶予され、払う義務がありません。

大学卒なら2年+α、大学院なら4年+α免除されます。

(20歳時点で納税スタートなので、+αは誕生日次第)

当然ですが、追納しなければ、納税120ヶ月の達成も遅くなります。

しかし、ご安心ください。

冒頭の通り、免除されていた分を“追納”することで、「免除されていた期間に支払っていた扱い」になります。

だから、免除ぶん全てを追納すれば、30歳になったタイミングで120ヶ月達成です。

追納は、海外移住したい人から将来の不安を減らしてくれるシステムです。

ぼくは30まであと数年ほどなので、一旦それまで辛抱です。

僕の場合は、厚生年金6年と国民年金追納4年で120ヶ月です。

(そもそも何でそんなこと言うかというと、自分のパートナーがしばらく外国に住むので、選択肢として考えているということです)

※年金を確定させてから海外に行くには30歳までは、待つ必要があります。

※40年満額払う場合に比べて、10年しか払わなければ当然受給額は減ります。

そもそも公的年金は払った方が得

あくまで僕個人の見解ですが。

公的年金は払った方が得だと思います。

(公的年金=国民年金と厚生年金)

まず、図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!という本によると、

でもね、国から払われる年金というのは、現役世代から徴収した年金だけじゃなくて、税金でもまかなってるの。つまり君が払っている消費税も年金の財源になっている。だから、年金を支払わずに、年金の受給資格を失ってしまう若者は、払った税金分を損しているとも言える

山崎元,大橋弘祐. 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!より

とのこと。

とはいえ問題は、リターンとして払った分より自分が得できるかどうかです。

当然ですが、長生きするほど自分に対して受給できる金額は上がります。

(遺族年金とか細かい話は一旦置いておいて)

つまり、どれくらい長生きすれば払った分を回収できるかが焦点です。

国民年金(フリーランス)の場合

国民年金の月納税額は、

令和元年度(平成31年4月~令和2年3月まで)は月額16,410円

日本年金機構(2019)

と決められています。

また、同じく日本年金機構のページ内に

平成31年4月分からの年金額 780,100円(満額)

と記載があります。

20歳から40年間毎月16,410円収めたとして、×480ヶ月=7,876,800円。

65歳からもらえる額が、年額780,100円なので、払った分が戻るまで

7,876,800÷780,100=約10.1年

となります。

つまり現行制度では、75歳2ヶ月まで生きれば元は取れます。

しかも、その後も生きてれば毎月約6万5千円タダでもらえるわけです。

「月6万5千円で生きて行けるか!」という話は置いておいて、リターンで考えると悪くない保険と言えます。

ちなみに、厚生年金の場合もリターンの年月は国民年金の場合と近い数字になるようです。

(年収により納税額が変わるので、多少は前後しますが)

しかも月額的に国民年金より大きいので、長生きするほど得になります。

平均寿命を考えると、まあ得ですよね。

「でも、それは今のはなしで未来はわからない」

確かに、ここから今の20代が老年になったときに貰える金額は減る可能性もあると思います。

が、

“将来もらえなさそうな年金を払いたくない”

こんな話は、現在60歳前後の私の両親が若い時代からあったそうです。

どう考えるかは自分次第です。

追納の手順

では、実際に追納の手順を説明していきます。

申請方法は、日本年金機構のこちらのページに書かれています。

みなさんと来年の自分のために、簡単にまとめておきます。

ホームページから

日本年金機構のHPから追納申込書をダウンロードします。

国民年金保険料 追納申込書(PDF 974KB)

印刷して、申込書を記入。

記入した申込書は、郵送します。

送り先は、最寄りの年金事務所。

日本年金機構内のページから確認しましょう。

払込書が届く

日本年金機構から

  • 国民年金追納申し込み承認通知書
  • 払込書

が届きます。

コンビニまたは金融機関などで払い込み

銀行やコンビニ等で支払います。

30万円を超える場合は、コンビニでの支払いができません。

1年分の目安が、約20万円です

※払込書の控えは念のためコピーをとっておきましょう。

確認ハガキが届く

払い込みが済むとしばらくして確認ハガキが届きます。

納付した対象月が“納付済”になっているか確認しましょう。

ここまではシンプル。

源泉徴収時または確定申告

追納の払い込みが9月末までに済むと、会社員は源泉徴収と合わせて申告すればOK。

10〜12月に払い込みをしたときには、確定申告が必要です。

私は払い込みを10月に行ってしまったために、確定申告が必要に。

大学卒業後はずっと会社員なので、はじめての確定申告。

会社で申告、または確定申告が終了すると、減税分が戻ってきます。

2019年追納分は、2020年4月16日までに申告しなければ、還付金もないので注意しましょう。

追納の流れから続けるとややこしくなるので、確定申告は別記事とさせていだければと思います。

(追記)確定申告の記事書きました。

というわけで、免除や猶予があって追納に間に合う方はチャレンジしてみましょう!

お読みいただきありがとうございます。

※私はお金の専門家ではないので、各自ご判断いただけますと幸いです

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